太陽も真上の位置から少し動く午後3時。
この時間はとても眠くなる、それは自然なことに。
「ギコくん・・・・まだ帰ってこないのかな・・・?」
しぃはギコが学校から帰ってくるまでずっと家にいる。
それは今日だけでなくいつものことだ。 まだこっちの世界になれてないという理由もあって、ギコから外出は禁止、と言われている。
まぁ、それもギコの優しさなんだろうけど。
「でも、退屈だなぁ・・・・」
特にすることもなく、しなくちゃいけないこともない。
テレビを見ていてもよくわからないことが多いため一人では見ない。 いつも夜にギコと2人で見ている。
「ギコくんがいないとこんなにも暇なんだね・・・」
それはいまわかったことではないが、当のギコ本人には言えなかった。 ここに同居させてもらってる身でもあるため、わがままは言えない、と彼女は判断していた。
リビングのソファに座っていたが、この時間帯は眠い。 段々と力が抜けてきて、すとんと横になる体制になった。
起き上がる気もないのでそのままで数秒いると今度は睡魔が襲ってきた。
「早く帰ってきてね・・・ギコくん」
じゃないと私、このまま眠ってしまう。
じゃないと私、眠ってしまったらあなたに「おかえり」を言えないから。
そうして彼女は眠りについた。
このギコサイドが告ぎの「同じ温度」になります。 短くてすみません^^;
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