またまたギコしぃな話です。
今回にしてなんと!やっとしぃとギコ以外のキャラが出てきます
「なぁ、しぃちゃんの髪の毛ってきれいだよなー」 学校の帰り道にいきなりフサが言い出した言葉。
「は?」
「いや、だからさ。しぃちゃんって髪の色も変わってるけど長くてきれいだよなー・・・」
「まぁ・・・確かにそうだよな。」 さすがにその言葉には納得せざるを得ないオレ。
「ギコめ・・・うらやましいぞ!あんなかわいい女の子と一緒に暮らせるとは!」 オレもそんな暮らししてみてーなどと言い出すフサ。
「なんだよ、フサ。しぃに気でもあるのかよ?」 オレはふざけ半分でフサに聞いてみた。
すると
「まぁなっ!オレも生まれてきて18年間たったわけだがな、あんなかわいくてけなげな女の子初めてみたようなもんだ」
・・・は?
「ちょ、ちょっと待てよ!フサ!お前それ本気で言ってんのか!?」
「あぁ、オレはいつでも本気だけど」
「言っとくけどな!しぃに手出したらブッ殺すからなっ!」
「・・・・・」
つい感情的になってしまったオレはフサに掴みかかってしまった
すると・・・
「・・・プッ!ぎゃはははははッ!」
なんといきなりフサが吹き出して笑い出した
「なっ!オレはマジメに言って・・・」
「本当、お前ってしぃちゃんの話になるとムキになるよなー!お前はしぃちゃんの兄貴かっ!シスコンかよっ!w」 などと一人で笑い出してるフサ
「嘘に決まってるだろー!あひゃひゃ!本当お前っておもしろいなーwわかりやすいし」
どうやら、オレはフサに遊ばれていたらしい
「まぁ、確かにしぃちゃんがかわいいっていうのも嘘じゃないけどなっ!」
「なっ・・・!」
「あと、髪の毛もきれいっていうのも本当だけどな!アレで何人でも男落とせるぜ?」 と叫びつつフサは走り出す
「ちょっ!お前!逃げるな!待ーてっ!」
そう叫びながらオレも走り出す。
――『しぃちゃんの髪の毛ってきれいだよなー』
まぁ・・・それは否定できない。
確かにあの髪は人を魅了する何かがあると思う。
――『アレで何人でも男落とせるぜ?』
もしかしたらオレもその<何人でも>の中に入ってるのかもしてない、と思いながらフサを追いかけた。
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