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ギコとしぃたちの生活 作者:雨音

第4回   04-君の髪
またまたギコしぃな話です。

今回にしてなんと!やっとしぃとギコ以外のキャラが出てきます




「なぁ、しぃちゃんの髪の毛ってきれいだよなー」
学校の帰り道にいきなりフサが言い出した言葉。

「は?」

「いや、だからさ。しぃちゃんって髪の色も変わってるけど長くてきれいだよなー・・・」

「まぁ・・・確かにそうだよな。」
さすがにその言葉には納得せざるを得ないオレ。

「ギコめ・・・うらやましいぞ!あんなかわいい女の子と一緒に暮らせるとは!」
オレもそんな暮らししてみてーなどと言い出すフサ。

「なんだよ、フサ。しぃに気でもあるのかよ?」
オレはふざけ半分でフサに聞いてみた。

すると

「まぁなっ!オレも生まれてきて18年間たったわけだがな、あんなかわいくてけなげな女の子初めてみたようなもんだ」

・・・は?

「ちょ、ちょっと待てよ!フサ!お前それ本気で言ってんのか!?」

「あぁ、オレはいつでも本気だけど」

「言っとくけどな!しぃに手出したらブッ殺すからなっ!」

「・・・・・」

つい感情的になってしまったオレはフサに掴みかかってしまった

すると・・・

「・・・プッ!ぎゃはははははッ!」

なんといきなりフサが吹き出して笑い出した

「なっ!オレはマジメに言って・・・」

「本当、お前ってしぃちゃんの話になるとムキになるよなー!お前はしぃちゃんの兄貴かっ!シスコンかよっ!w」
などと一人で笑い出してるフサ

「嘘に決まってるだろー!あひゃひゃ!本当お前っておもしろいなーwわかりやすいし」

どうやら、オレはフサに遊ばれていたらしい

「まぁ、確かにしぃちゃんがかわいいっていうのも嘘じゃないけどなっ!」

「なっ・・・!」

「あと、髪の毛もきれいっていうのも本当だけどな!アレで何人でも男落とせるぜ?」
と叫びつつフサは走り出す

「ちょっ!お前!逃げるな!待ーてっ!」

そう叫びながらオレも走り出す。







――『しぃちゃんの髪の毛ってきれいだよなー』

まぁ・・・それは否定できない。

確かにあの髪は人を魅了する何かがあると思う。

――『アレで何人でも男落とせるぜ?』

もしかしたらオレもその<何人でも>の中に入ってるのかもしてない、と思いながらフサを追いかけた。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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