アリとキリギリス
ご存知ですか?
いや、お笑いじゃなくて童話の方です
イソップ童話アリとキリギリスは
アリは暑い夏の間、毎日せっせと働き食料を巣にためこんでいた
一方、キリギリスは働くこともせず、毎日歌いながら遊んで暮らしていた
やがて冬が訪れ
アリは夏の間貯めていたいた食料で冬をしのぐことができたが
キリギリスは食べるものもなく凍え(こごえ)しんでしまう
そんな内容の働くことの大切さを教えた寓話なんですけど
この話、元はキリギリスではなくアリと蝉(せみ)のお話だったそうなんです
いろんな国から国へと伝わる途中
蝉のいない国があり
そこで代わりにキリギリスが使われるようになり
そのままアリとキリギリスとして定着してしまったようです
お話に登場するキリギリスのように
夏になると成虫のオスの蝉は鳴いてばかりいます
どんなことを考えながら鳴いているのか?(あるいは何も考えず)
人間の僕には分かりませんが
夏になると鳴いてばかりいます
うるさくてうるさくてたまりませんが
それが彼らの性分
蝉はそうやって鳴いて
メスの蝉を呼んで
交尾をして
子孫を残さなければなりません
いわば蝉にとっての鳴くこととは
その種としての義務
簡単に言うとお仕事
鳴くのがお仕事
そんな生き方もあるんだな
なんてことを考えてみたり
そして、もうすぐ夏が来ます
夏の訪れとともに
彼らの鳴き声も耳に入ってくるようになるでしょう
と、書いてみたりしたけど
冬にこの話を読んでる人もいるだろうな
そんな時はごめんなさい
一度蝉の鳴き声を聞いたことがあったら自分で鳴き声を想像してみてください
ミーンミンミンとなくミンミンゼミやカナカナと鳴くヒグラシ
名前のとうりツクツクボーシと鳴くツクツクボウシ
想像するだけで夏の情景がうかんでこませんか?
ま、そんなこんなで今回のお話はお終い
ではまた次回作にて
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