橘くんと博士 その5
「はかせー、博士は子供のころはどんな子供だったんですか?」
「うむ、ワシの子供のころか。そうじゃのー、性格は真面目でおとなしく控えめな子じゃった。頭脳明晰で博学、趣味は読書。いつも図書館で過ごしていることがおおかったのう。学級委員長なんかもしておったのう」
「へー、そうだったんですかー」
「それで皆からはあだ名で呼ばれておったんじゃ」
(じゃあ、やっぱりそのころから・・・)
「そう、メガネと呼ばれておった」
「博士、もしかして博士って名乗ってるのってその時のコンプレックスからですか」
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