僕は山田太郎。読んでとおりの日本人です。いつものようにきっかけは外国人の友人ナンシーとのちょっとした会話でした。
「友達にミステリーがいる?」
「はい、そうです」
「どういう意味?」
「だからmy friendです」
ミステリアスな変わった友人がいるということだろうか?
私はその人に少し興味を持った。
「今度、僕もその人に会えないかな?」
「oh、ぜんぜんokです。ナンシーのほうから連絡しておきます」
「ほんと?ありがとう。楽しみだな」
数日後僕たちはそのナンシーの友人の家を訪れた。
僕たちを迎えてくれたのは、
金髪碧眼の背が高くてがっしりした体格の少しひげの濃い
オカマさんだった。
「はじめましてMiss.Terry (ミス・テリー)です。昔はMr.Terry(ミスター・テリー)だったのよ。貴方が山田さんね、おうわさはナンシーからよく聞いてるわ。話で聞くより実物のほうがずっと美形ね。私近くのオカマバーのママやってるの。これ名刺ね、裏にお店の地図と電話番号が書いてあるから今度遊びに来てね。あなたならきっとお店の子にもてもてだわ」
そのときの僕の感想は、おいおいいくらなんでもそりゃないだろうだとか、なるほど確かにこいつぁーミステリーだとか、僕の発音てそんなに悪いですか?ではなく、ナンシーさんて誰とでも友達になれるんだなーでした。
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