最近本屋に行くと、感想文の課題図書が幾つか並んでいました。
自分の話になりますが、俺は子供のころから感想文の宿題が大嫌いでした。
読書することは学校の図書室などで借りて読んだりしていた好きだったのですが、感想を書くのはすごく苦手でした。
作文を書くの自体がすごく苦手でした。
ひとつ手前に書いた話じゃないですが国語のテストの点数なんかはよかったんですけどね。
でも母親が宿題はなにが何でも提出しなければならないという考え方の人だったので、感想文は母親が口頭で言ったことを俺が文章に直して提出してました。
思ってももないことを書かされてすごい屈辱でした。
そうやって書いたものが賞を取ってしまったりしてさらにすごく屈辱でした。
読書感想文を宿題にするって本当にいいことなんでしょうか?
読書すること自体はすごく良いことだし、課題図書等いい本を選んでそれを進めることはよいことかもしれません。
でも感想文を書かせてそれに優劣を付けることってどうなんでしょう?
賞を取れるような感想文て、大人から見て理想的な物におくられるんじゃないでしょうか?
本を含めた物語や芸術作品等についての感想は、人それぞれに好きなことを感じて自由に感想を持つべきなんじゃないでしょうか。
それに上手く文に表現できなくても心の中で感じたことがその人にとっては本当に大切なものかもしれません。
偏見かもしれませんが、私は子供向けの賞をとる人より賞を取れなくても自分の感想を大切にする人の方が、職業として本などの感想を書く人として成功する気するんじゃないかとすら考えています。
物事についての意見述べ方や文を書くことの力をつけるためなら、ディベートや論文をやればいいんじゃないでしょうか。
日本人は英語ができても話の内容が薄いなんて最近言われますが、話すことや書くことといった表現方法を覚えることよりもまずその前に表現するための感情を持つのが重要なんじゃないでしょうか。
それは綺麗なもの汚いものとわずにです。
本を読むことは大好きです。
読書はいいことだと思います。
でも強制的に本の感想を書かせることは反対です。
追記
そんなこんなで今でも感想を書くのは苦手です。
自分作品に感想を書いてくれた人の所に、お礼に感想を書くことがあるのですがなかなか上手くかけません。
許してやってください。
以上、おちゃにごしの追記でした。
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