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ジェントリーとサーバント 作者:はちみつくまさん 藍

第15回   ◆蓮奈へのプレゼント◆
「別に構いませんけど・・・・・・」
「わぁ、やったぁ・・・・・・」
蓮奈さんはニッコリと微笑むと、スケッチブックを閉じた。
そして、僕の耳元に顔を近づけ、
「じゃ、これもらっていきますね。芹人様」
と小さく囁いた。
「はあ・・・・・・」
「おいおい、いいのかよ」
「まあ、別に大した絵じゃないし・・・・・・」
「ふふ、ありがと。速水君」
「それじゃあ、先生、私はこれで失礼します」
「はい、ありがとうございました。とても助かりましたよ」
「私は座っていただけですから」
「そんな。お時間とらせちゃって、どうもすみませんでした」
「いえいえ。では、失礼します」
蓮奈さんは軽く会釈をすると、僕のスッケチブックを抱えたまま教室を出て行ってしまった。
――キーンコーンカーンコーン
「えー、それでは皆さん、先ほどの、スケッチブックを提出してください。採点してお返しします」
「あ・・・・・・」
「バーカ、当たり前だろ?」
「わかってたなら言ってくれよ・・・・・・」
「知るか」
「ん?どうしたんですか、速水君」
「いやぁ、ははは・・・・・・。何でもないです」
その後、先生に怒られたのは言うまでもない

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Novel Editor by BS CGI Rental
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