「あっ、手紙だ。」 ギャルは母親からの手紙を読んでいる。 「ふ〜ん。健ちゃん結婚するんだ〜。」 「ん?誰それ?」 ギャル仲間がたずねた。 「あ、隣に住んでた幼なじみ。超〜チビで痩せっぽっち。」 《ベイビーは超チビで・・・・あっ、んぐ・・・》 ギャルと目が合ったジョージは袋の口を閉じた。 「結婚式はしないみたい。えー!お祝い贈れってさ!お金ないよーーー!」 ギャルはブツブツ文句を言っている。 《お祝いくらい贈ってやれよ。》 ジョージとダンボール箱は肩をすぼめて首を振った。 ギャルはカレンダーを見ている。 「仕方ないな〜。来週バイト代入るから買い物行こう。 ねぇ付き合ってよ。」 《ああ、かまわないさ。ベイビーの頼みならオイラはどこでも連れて行くぜ。》
・・・どちらかといえばジョージが連れて行かれる側だ・・・
「うんうん。いいよ!来週予定入れておくよ。メールして。」 ギャル仲間が答えた。 《!?ベイビー・・・オイラとじゃ・・・》 ダンボール箱は 吹き出しそうのなったのをフタを閉じて我慢した。・・・つづく
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