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君を思う今日。〜想いの先に見えるもの〜 作者:lover

第4回   いつもの幸せ。
【咲サイド】





「やっと終わったぁー!」



いつものコンビニで待ち合わせして、いつもの道を歩く。
隣には慎くんがいる。



「本当にやっとだなー・・・でも再来週もテストあるぞ。」


「仕方ないよ、受験生だもん(笑)」


「それにしてもありすぎだろー・・・どうだった?できた?」


「びみょー・・・自己採点してみたけど何かこれで大丈夫かよって感じの点数。」


「でもお前は推薦もらえるからいいよなー・・・。」


「慎くんだって、私立から誘われてるくせにー。」


「まぁ俺天才だから。」


「バカ(笑)」



何の変わりもない帰り道。

いつもみたいにバカな会話して、ふざけあって、あっという間に家につく。

でもこれが私にとっては最高の幸せ。



夏休みのころ、慎くんがわからなくなったときがあった。


気持ち的にすれ違っていたのだ。



だけど、二人でいられる幸せに感謝して乗り越えることができた。






そしてそれまでは気持ちに迷いがあった。





悠だ。





慎くんとつきあっていても、悠っていう一番仲良しの男の子がいて、慎くんとケンカとかするたびに悠を頼っていた。

悠のことが好きかもって思っていた。




だけど、それじゃいけないと思った。



私がフラフラしてちゃ、慎くんにまっすぐ見つめてもらう資格がない。






慎くんだけを見つめる。


ただまっすぐに。






「クリスマスさ、駅前で花火見た後、展望台行かない?」



「展望台?」



「うん。ケーキとジュース買ってさ。」



「いいけど、なんで?花火見たらあったかい所入ってご飯食べようって言ってたのに・・・。」


「ん?ちょっとねぇー(笑)」



「え、なに?!気になるんだけど!」


「いいの!気にすんなって。はい、家着いたよー。じゃあねー。」


「なによー!気になるじゃん!もうっ・・・。」





「怒んない、怒んない。じゃあまた明日ね・・・。」



慎くんはなんだか教えてくれないまま、いつものように私の体を引き寄せ優しくキスをした。




「ばいばい。」




家に入ろうとして、振り返ると、慎くんも歩きながら振り返っていた。



ちょっと笑えた。




そしてちょっと・・・いや、すごく、幸せだった。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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