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花〜大切な人へ〜 作者:lover

第3回   腕の中



今日は学校が早く終わった。先生たちが飲み会らしい。



本当にその辺適当な学校だと思う・・・。





私はいつもしてるように、学校帰り春樹の家に寄った。



春喜の家はいつも誰もいない。

ご両親は仕事で帰ってくるのは夜遅くなのだ。休みの日も家にいないような忙しさらしい。




「おじゃましまーす。」




つきあいはじめて8ヶ月。

ほとんど毎日この家に招かれていたのでだいたいのことはわかる。




「まーた葵たちとしゃべりながらゆーっくり来たんだろ。」



「えへ。バレた?(笑)」



「ごめんね、今お茶入れる。お菓子買ってきたんだ。」





お茶を入れてお菓子を用意するのも私の役目になっていた。

結婚しているみたいで結構楽しんでやっている。





「はい、ハルくんの好きなミルクティー。」



春喜は紅茶ばっかり飲む。その中でもミルクティーが大好きだった。


「サンキュ。」


そしてお茶と一緒に必ず食べているのがチョコ。


春喜の大好物だ。




春喜は私服に着替えてくつろいでいる。




「何してるの?」




テーブルの上に地図などを広げている。



「修学旅行のさ、班別のルート決めて提出しろって・・・明日までだろ。」


「あぁ!そうだったー・・・春喜も班長だったんだ。そっか・・・やらなきゃなぁ。。」



「一緒にやる?」


「うん!!」










「疲れた・・・。」



「お前なんでそんなに方向音痴なわけ。ってか頭いいんだから地理くらい覚えろって。」




「・・・うるさいなぁ。。」





「まったく俺まで疲れちゃったよ・・・。」




そう言って春喜はベッドに横になってしまった。



「ハルくん?」



「寝ちゃったの?ごめんね?頑張るから・・・寝ないで?」





「・・・じゃあ奈緒も一緒に寝よっか。」




普段遊んでいても何時間か経つと私を横に寝せる。


そして抱きしめたまま眠ってしまう。





春喜は寝てる間でも私を絶対に放さなかった。

ぎゅーっと抱きしめたままあどけない顔ですやすや眠っている。



そんな春喜の顔を見ているとつい私まで眠ってしまう。


春喜の腕の中は安心するから。




しばらくすると春喜は目を覚ましたみたいだった。

でも私はそのまま眠りそうだったので目を閉じていた。


春喜は私が眠っていると思ったのだろう。



優しく髪を撫でながら時々腕に力をいれてぎゅっとする。




心から愛されているということがよくわかった。







サチの話が多いけど・・・でも気持ちが変わったわけじゃないのだろう。


そのまま私は安心して眠った。


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Novel Editor by BS CGI Rental
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