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君を思う今日。 作者:lover

第19回   夏の思い出。

夏休みもあと半分に差し掛かった頃、俊太郎から1通のメールがきた。


『よぉ!勉強してるか?実はな中学最後の夏休みってことでちょっとしたお誘い。キャンプ行かねぇ?』


・・・こいつは受験生ってことを忘れているのだろうか・・・キャンプ・・・。


『お前な、仮にも受験生だろ?ってか誰も行かないと思うんだけど・・・。』


そして5分もしないうちにまたメールが返ってきた。俊太郎だ。


『バカ、俺の誘いじゃねぇよ。竹林の親戚がやってるキャンプ場(ログハウスらしいけど)に行こうって竹林本人が企画したの。』


ってことは竹林がバカってことだな・・・。

クラス一のお祭り男、竹林が考えそうなことだ。


『は?でも竹林とお前と俺だろ?つまんねぇ(笑)』


『ばーか。お前の愛しのお姫様も来るよ。あと梨花と由比だって。』


・・・?!?!!!!!?


そのメールを見て途端に俺の胸は高鳴りだした。

バカみたいだ。

『愛しのお姫様』=咲が来る。



『ふーん。まぁ行ってもいいけど。』


『このひねくれ者・・・(笑)んじゃ、決まりな。詳しい日程とか決まったらまた連絡するから』





おっしゃ!!!!!!!!!!







そしてあっという間にキャンプの日が来た。

家の親は勉強とか成績とかどうでもいいような人たちなので、キャンプに行こうが勉強しなかろうが笑顔で見送られた。


早朝、待ち合わせの公園に行くと一台のワゴン車がすでに停まっていた。

「おそいよー、松沢ぁ!」

梨花と由比が車の窓から顔をだして甲高い声で俺にむかって叫んだ。

「おまえら、朝からうるさい・・・。」

低血圧で朝が弱い俺に梨花たちの声は響いた。


車に乗り込むと、竹林のおじさんがノリ良く挨拶してきた。

「やぁ〜、キミが生徒会長やってる悠くん?いやぁ、カッコいいねぇ!おじさんビックリ!!」

このノリ・・・竹林一族は皆こうなのだろうか・・・。


「あぁ、いえ・・・お世話になります。」


「おはよ、悠!」

助手席に乗っている竹林も朝からハイテンションだ。

俺は一番後ろのシートに乗せられた。
隣には俊太郎がいる。


「はよ。来たんだぁ、悠くん♪」


「うざい!」


そして目の前にはやわらかそうなふわふわした髪を三つ編にした咲がいた。



「おはよう、悠。」


俺と同様朝の苦手な咲は少し大人しい。
これも数時間経てばすぐにいつものテンションに戻るだろうが。



今回だけは、竹林に感謝だ。


1泊2日のキャンプ、僕は君のそばにいれるんだね。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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