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君を思う今日。 作者:lover

第11回   戻らない。

「お前、何やってんだよ!」

俊太郎は俺に本気で怒鳴った。

「・・・咲が俺のこと好きじゃないのはわかってたけど、あんな言い方されるなんて・・・」

「お前、いい加減にしろよ!あんな言い方って・・・それは真中のほうだよ。あんなに泣かせて・・・人の話は最後まで聞けっての・・・。」

「なんだよ・・・人の話って・・・?」

目の前にいる親友は、頭を抱え込んでいる。

「真中は・・・お前のこと好きなんだよ。」

「・・・は?」

頭の中が真っ白になった。

 咲が俺を好き?

「友達としてか男として好きかははっきりしないけど、慎也と同じくらい好きだって。」

「・・・うそだろ?」

「お前はどんだけバカなんだよ・・・。」

「だって・・・俺・・・あいつに・・・。」

「わかったら、今すぐ追いかけろ。好きなのに泣かせっぱなしか?そんなどうしようもないやつだったのか?お前。」


走った。無我夢中で走った。
サッカーの試合中よりも、体育祭の代表リレーのアンカーよりも、必死で走った。


咲はホテルの外にある庭園にいた。

「さ・・・」

やめた。

隣には慎也がいた。

「咲、泣いてちゃわかんないよ?言ってごらん?」

咲は慎也の胸に埋もれて、慎也は咲の肩を優しく抱いている。

「慎くん・・・あたしもう慎くんとずーっと一緒にいる・・・。」


今さら後悔したって仕方がないんだ。

もうダメなんだ。

咲を傷つけたのは僕。

そして咲は二度と僕を好きだなんて思ってくれないだろう。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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