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沙耶の詩。 作者:音姫沙耶

第8回   微妙。
キーンコーンカーンコーン・・・。


中休み終了のチャイムでこのケンカは終了した。


次は算数。

大の苦手科目だ。
力を入れたい所だが、どうにも・・・。

逆に、椎名は得意みたいね。

授業中は椎名を見ることが余り出来ない・・・。

後ろの席だから。

でも、麻耶は心配性だから色々勉強聞いてくれるからその隙に・・・。

同じ掃除だしね♪♪

「沙耶ぁ〜!これどーやんの><」

麻耶の質問。

「ん〜。わかんなぁ〜い!!沙耶、算数苦手だしッ」

椎名は音楽・図工・家庭科を抜かし男子ではかなり優秀。

「椎名ーっ!沙耶と麻耶に教えてーっ!!」

「バカじゃねぇ?」

「うるさーいっ!教えろ」



ごめんね?

貴方を愛しく思っている人はこんなにも素直じゃない・・・。

話してるだけで嬉しいくせにね。

顔が赤らめても暑いと言っているくらい・・・。


貴方が愛しいの。
ゆるしてね?

心の中でずっと唱えているから。。

椎名のおかげで難問はようやくクリア☆
「椎名ー。さんきゅー♪」
沙耶が笑顔でお礼をする
「またよろしくぅ〜♪♪」
利用しているかのような麻耶のお礼


「バカはバカでつるんでろー!」

照れ隠しだといいな・・・。

“話していること全て宝物だよ!”

その言葉が言える日を沙耶は目指しているー・・・。

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