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沙耶の詩。 作者:音姫沙耶

第7回   恋だって予習復習!!

その日は、明日学校が楽しみだった。


勉強の予習復習。

明日着る服を何分かけて決めた。

お風呂だってかなり綺麗にした。


次の日は、スカートをはいた。


スカートをはいたからどうこうって訳じゃない。


だけれど、スカートは女の子にしかはけない・・・。

女の子を強調するのがスカート。

「いってきまぁ〜す♪」

瑞希と学校へ向かう。

「あ!スカートだぁ♪♪」

「えへー♪」

「・・・沙耶ちゃん!!」

花梨?

「・・・どうしよう!男子が・・・」


「オルァ!!元樹!!お前のせいだ」

「やめれっ啓っ」

周りの声も届かない。

「・・・沙耶!」

椎名がいる。

「お前ら、何ぐだぐだやってんだよ!!恥ずかしいと思わねぇのか!?」

「・・・うっせぇ!!!」


腹を蹴られた。


「ってェ・・・」


「・・・沙耶ちゃん。だいじょう・・・」

「キレた。」


近くにあった、自分の筆箱を机にものすごい迫力でたたきつけた。

「・・・何怒ってンの?おめぇに関係ねぇ・・・」

「そんな言う暇あったら、周りの奴のキモチ考えれ!!クソ!」

「うっせぇ!!!!俺もう容赦しね・・・」

スカート!?え!?へんたい・・・」

転んで上に誰かかぶさっている。

「・・・啓いい加減にしろ!!コイツは幾ら強そうに見えても女だぞ!?」

椎名・・・。


・・・アリガトウ。

「うっせぇ!!椎名も沙耶もごたごたうっせんだよ!!」


椎名が叩かれる!だめだ!

「ダチ叩いてンじゃねぇよ。サイテー」

「うっせぇえええええええええ!!!!!!!」


啓の怒りが頂点に達した。

「お前なんか男できねぇよ!!」

『お前ほどじゃないね』

夏帆・・・。

「夏帆!琴ちゃん!瑞希!真樹!梨奈・・・」

「昨日告った女に対する態度??」

夏帆が言う。

「馬路、ありえねぇ〜♪」

琴ちゃんがふざけて感じで言う。

『常識はずれじゃない!?』

5人で声をそろえた。

「んー。啓と元樹に勝ち目ないんじゃね?俺、沙耶の肩取るし」

「え・・・」

どういう意味?


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Novel Editor by BS CGI Rental
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