「沙耶〜。お通夜行くからね、服着替えなさい」
「ふぁ〜い・・・」
眠い目を擦りながら朝が始まる。
ケータイに着信が4件ある。
DEAR 沙耶♪♪
FROM 麻友☆☆☆
本文
ヤバイ!
夏帆がかなり怒られてる!!
昨日のことで!
詳しい事は学校でね♪
学校に携帯持っていってんのかな???
いいのかな・・・。
麻友は両親遅くまで働いてるし、急用が多いからいいんだ。
「ママ!これでいい??」
真っ黒のカッコイイスーツに着替える。
「うん。行こうか」
ママの目には涙が溜まっていた。
・・・泣きたいよね。
でも、娘がいるからなけないんだ。
母親って大変なんだね。。
会場の中には涙をすする声がたくさんいる。
「かわいそうに・・・」
「まだ95なのに・・・」
「お早いこと・・・」
ピピピ♪♪
一回会場を出た。
着信・麻友☆☆☆
「もしもし?」
「沙耶っ♪」
「ん???」
「夏帆と仲直りしたんだぁ・・・」
「マジで??」
「うん♪♪早く学校来なさいよっ!!」
「はいはーい!」
式は終わり家に帰った。
「つかれひゃ・・・・」
ソファーで心地よく眠った。
明日の学校に備えて。
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