授業も比較的真面目に取り組んだし。
「沙耶ぁ〜ん♪♪今日昼休み遊ぶぅ??」
麻友の誘い。
「委員会の仕事あっからぁ〜↑またねぇ♪」
「りょ〜かい☆☆」
そう言うと麻友は何処かへいってしまった。
「委員会の仕事って・・・。来週じゃん!!」
バカなことに気づき、麻友を探し始める。
走って教室へ向かう。
「麻友〜。いな〜い???」
「麻友??麻友ならいねぇよ??」
男子が答える。
また走りだし、今度は体育館へ向かう。
「あ。麻耶やん☆麻友しらない??」
「麻友??いないけど・・・」
「アリガトッ。じゃね」
風がやや強めの外に行き近くに居た沙紀に聞く。
「沙紀〜。麻友しらない??」
「麻友ぅ??沙紀しらないよ♪」
何処だろう・・・。
サボリをする程しつこい麻友ではない。
麻友はどちらかと言うと真面目で眼鏡をかけている。
第一印象は“優等生お嬢様”位だった。
麻友に加え琴ちゃんも瑞希もいない。
「もう・・・何処さぁ・・・」
アナウンスが鳴る。
「♪♪5年1組の音姫沙耶さん。至急、職員室に来て下さい♪♪」
「何なの?こんなときに・・・」
階段を走って降り、職員室に向かう。
「失礼しまぁ〜す」
そこには麻友も琴ちゃんも瑞希もいた。
ただ、おかしいのは皆下を向いている。
そして教頭先生の机の前にいること。
「何ですか????」
「薬に手をかけていたのか??」
薬??
何。それ。
頭痛薬??
腹痛薬??
あ、それともー・・・。
「何ですか薬って」
「シンナー」
シンナー??
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