そんな天国のような浮ついた日々が続いた。
ある日、沙耶と麻友と琴ちゃんと瑞希は先生に呼び出しを受けた。
「ふざけているのもいい加減にしろ」
ふざけている??ふざけてなんか無い。
ただ、少し目立っているだけだ。
「どの辺がですか〜。」
少しふざけた口調で聞くと先生の怒りは更に増した。
「その喋り方だ。それから態度。接し方・・・」
マナーだの社会に通用しないだの・・・
延々と叱るにはありきたりの言葉が繰り返された。
「・・・今後は態度を改めるように」
『はぁ〜い』
勿論、それからは地味に生活していた。
普通の日常生活を送ると思った。
「あ!沙耶もアクセ取ったの??やっぱりぃ??」
「うん〜♪マナーだのうざいしぃ。」
「だよね!!ウチもそう思ったぁ♪♪」
反省??反省はしようと思わないよ。
ただ、少し目立っていただけなのに叱られる。
「マジ、意味わかんねぇ〜・・・」
汚い口調で言いため息を吐いた。
「まぁ、これからは地味に行こうねぇ〜↑↑」
瑞希の言葉に安心と言う薬を得た。
「そうだね〜♪♪♪」
いつもどおり学校に行く。
「あ。沙耶ぁ!おはよん♪♪瑞希もだねぇ〜!」
いつものかたまりで、ゲームの話・テレビの話・アニメの話・・・。
何の話をしても盛り上がる。
そんな日常が君によって壊された。
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