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沙耶の詩。 作者:音姫沙耶

第25回   けじめ。
そんな天国のような浮ついた日々が続いた。

ある日、沙耶と麻友と琴ちゃんと瑞希は先生に呼び出しを受けた。

「ふざけているのもいい加減にしろ」

ふざけている??ふざけてなんか無い。

ただ、少し目立っているだけだ。

「どの辺がですか〜。」

少しふざけた口調で聞くと先生の怒りは更に増した。


「その喋り方だ。それから態度。接し方・・・」

マナーだの社会に通用しないだの・・・

延々と叱るにはありきたりの言葉が繰り返された。

「・・・今後は態度を改めるように」

『はぁ〜い』

勿論、それからは地味に生活していた。

普通の日常生活を送ると思った。

「あ!沙耶もアクセ取ったの??やっぱりぃ??」

「うん〜♪マナーだのうざいしぃ。」

「だよね!!ウチもそう思ったぁ♪♪」

反省??反省はしようと思わないよ。

ただ、少し目立っていただけなのに叱られる。

「マジ、意味わかんねぇ〜・・・」

汚い口調で言いため息を吐いた。

「まぁ、これからは地味に行こうねぇ〜↑↑」

瑞希の言葉に安心と言う薬を得た。

「そうだね〜♪♪♪」

いつもどおり学校に行く。

「あ。沙耶ぁ!おはよん♪♪瑞希もだねぇ〜!」

いつものかたまりで、ゲームの話・テレビの話・アニメの話・・・。

何の話をしても盛り上がる。

そんな日常が君によって壊された。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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