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沙耶の詩。 作者:音姫沙耶

第24回   わがまま。
新たな転入生が来た。

名前は

「桜麻友」

明るいしカワイイし活発な子。

そんでもって知的。

「沙耶に近づかないほうがいいよ?」

と陰口を言っていたのに平気で麻友は沙耶に話しかけてくれる。

「沙耶ちゃんって何で嫌われてるの??」

「ん〜とね、ちょっとキレて叫んだと言うか・・・」

「あたし沙耶ちゃん大好きだからねぇ??」

「あ・・・。ありがと♪」

麻友とは話も盛り上がるし、楽しい。

沙耶と麻友と琴ちゃんと瑞希といるのが楽しかった。


「麻友ぅ〜!今日遊べる??」

「うん♪今日は麻友んちねぇ〜!」

「オッケ〜!!!」

いつの間にかクラスの女子は2グループで分かれていた。

「姉綺麗ギャル系」

もちろん沙耶たちだ。

「普通系」

他の女子。

いつの日か対立しはじめたー・・・。


「沙耶ココ座りたい〜!」

「ウチも〜」

「瑞希もココがいぃし〜」

「麻友もここぉ!!!」

「・・・じゃあ避けるねぇ。」

『わぁ〜い♪♪♪』

“アリガトウ”

“ごめんね”

その言葉は決してアッチに使わなく、ただワガママを言って押し付けている。

今となってはバカらしい。

「女子で対戦〜」

「麻友と離れたくないぃ!先生変えてっ」

沙耶や、グループの子が言い出すと

『変えてぇ!!』

と言い出す。

異様な世界になりだしていた。

「仕方ない麻友と夏帆変われー」

いつの日か頂点に達するようになった。

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