新たな転入生が来た。
名前は
「桜麻友」
明るいしカワイイし活発な子。
そんでもって知的。
「沙耶に近づかないほうがいいよ?」
と陰口を言っていたのに平気で麻友は沙耶に話しかけてくれる。
「沙耶ちゃんって何で嫌われてるの??」
「ん〜とね、ちょっとキレて叫んだと言うか・・・」
「あたし沙耶ちゃん大好きだからねぇ??」
「あ・・・。ありがと♪」
麻友とは話も盛り上がるし、楽しい。
沙耶と麻友と琴ちゃんと瑞希といるのが楽しかった。
「麻友ぅ〜!今日遊べる??」
「うん♪今日は麻友んちねぇ〜!」
「オッケ〜!!!」
いつの間にかクラスの女子は2グループで分かれていた。
「姉綺麗ギャル系」
もちろん沙耶たちだ。
「普通系」
他の女子。
いつの日か対立しはじめたー・・・。
「沙耶ココ座りたい〜!」
「ウチも〜」
「瑞希もココがいぃし〜」
「麻友もここぉ!!!」
「・・・じゃあ避けるねぇ。」
『わぁ〜い♪♪♪』
“アリガトウ”
“ごめんね”
その言葉は決してアッチに使わなく、ただワガママを言って押し付けている。
今となってはバカらしい。
「女子で対戦〜」
「麻友と離れたくないぃ!先生変えてっ」
沙耶や、グループの子が言い出すと
『変えてぇ!!』
と言い出す。
異様な世界になりだしていた。
「仕方ない麻友と夏帆変われー」
いつの日か頂点に達するようになった。
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