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沙耶の詩。 作者:音姫沙耶

第20回   誰もが抱える。
仲直り・・・

ラブ再発動・・・

色々な事があった。。

その日、今人気の「ケータイ小説」を見た。

・・・泣いた。

今とても『幸せ』

世界には、

親が死んでしまった人。

5歳まで生きられない子供。

耳が聞こえない子

目が見えない子

口が不自由な子

手や、足に障害を持っている人

虐待をうけている子

好きな人を亡くした人

十分な生活を送れない人・・・。

色々な不安・傷・障害を抱えた人が世界にはたくさんいる。

なのに、沙耶は

親のそばにいる

普通に生きられる

五感を全て感じられる

虐待を受けず幸せ

好きな人はそばにいる

十分な生活を送っている


沙耶は・・・

こんなにも幸せなんだね。

こんな風に音を感じられるー・・・。

椎名の言葉を感じられるんだ。

椎名の笑顔を感じられるんだ。

幸せだね。

この幸せを投げ出してはいけない。

生きたくても生きられない人がいる。

歩きたくても歩けない人がいる。

その人達の「生きたい」「歩きたい」を無駄にしてはいけないんだ。

だから、

だから沙耶は前を向いて歩き続ける。

後ろに進む道はなくて・・・。

前へ進む道しかないんだ。

右の道なんてない。

左の道もないの。

ただ、前へ前へ進んでいく。

それだけなんだから。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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