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沙耶の詩。 作者:音姫沙耶

第2回   新しい友達

新しい町。新しい学校。


「音姫沙耶です。よろしくお願いしまーす」

ずっと目を地にそらしていた。

「香川美奈でーす!よろしくー」

元気だね。


何でそんなに元気なの???

「沙耶ちゃんだっけ??新しい学校だもんね!ガンバロ♪」

美奈ちゃんも辛い事があったのかな??

「うん。アリガトウ。頑張るね」

初めての友達。


帰るときになると色々な友達がいた。

「あたし、夏帆ー♪」

「美織です♪」

「天才梓様だーっ」

「香奈だぞーっ」

「奈々だよん」

「理香でぇーす!!」


仲良しになれるのかなあ?

「よろしくね!」

色んなことを教えてもらった。

町案内もしてもらった。

「ここは?」

毎日楽しかった。


そんな日々から1年。



背が伸び、髪も伸びた。

学校の人の名前はほぼ覚えた。

スクールバンドにも入っている。

副委員長だってやっている。

そこそこもてている。

人気だって有るし・・・。


ただ一つ欠けているとしたら、恋が・・・。

「いい人って現れないかなー。」

好きな人がいる人はクラスの3分の2位。

そんな中・・・。

9月の中旬恋に落ちた。

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