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沙耶色。 作者:音姫沙耶

最終回   天使
杏>「だってェ、手も繫ぎたがらないなんてありえないじゃぁん?」


沙耶>「前したじゃん。」


杏>「アレはァ手繫いだ中にはいんないの!!」




沙耶>「嫌なよか・・・」



飛鳥>「さあやーっw」


来た。変態魔王。


腕をつかまれたくなかった。

優希が最初って決めてた。



沙耶>「やめてっ」

美香>「何やってるんだ。飛鳥」


沙耶>「美香・・・」



美香はたまたま見かけたので駆けつけた。



飛鳥>「カンケーないだろう。黙ってい・・・」




美香>「やめろと言っている。」


優希>「さあや?」



今は会いたくない。


走り出してショッピングセンターを勢いよく抜けた時、


大型トラックがー・・・。




キィィィィィ!!!!!!!!!!!!!




優希>「さあや!」

飛鳥>「沙耶!」

杏>「さあやァ!」

美香>「沙耶・・・」



沙耶は・・・。死んでしまった。


お葬式の沙耶の写真は笑顔だった。



今は笑顔なのかなあ?

今も笑い続けてるのかなあ?


杏と美香は



“沙耶は天使になった”

と言っていた。


キスだって出来なかった。

デートも・・・。


だけど、笑いあった幸せだけで十分。




皆にさようなら



ありがとう。




いつか、

石ころかもしれないけど



みんなのもとに行くからね。



また あう日まで。


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