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乙女色 〜心の詩〜 作者:音姫沙耶

第5回   瑞希。
沙耶>「みず・・・き・・・」


意識はあった。

でも目がうつろで、悲しみに浸れて涙も出ない感じでした。


瑞希>「さあや?ことちゃん・・・?かほ?」


琴音>「瑞希ッ・・・全国大会応援に行くから・・・ッ」

夏帆>「怪我・・・怪我治してね・・・。お願い・・・」

椎名も怜も由真も梨奈も悠も拓弥も・・・


梨奈>「治してよ・・・バカみたいにワラって・・・」


椎名>「沙耶・・・だいじょう・・・」

沙耶>「あたしは力になれないのかな・・・」


救うことは出来ないの?


瑞希>「全国大会は・・・諦め・・・」

琴音>「バカ言わないで!諦めんな!何の為にこの学校に入ったの?」

沙耶>「瑞希は・・・不思議で天然で面白くて・・・・諦めないで・・・」

夏帆>「瑞希はとっても陸上が好きなんじゃないの?」

梨奈>「全国大会必勝とか言ってたじゃん・・・。」


神様。

なんで貴方は夢を奪うんですか。

瑞希は目を輝かせて頑張っていたのに

私は神様を嫌うかもしれません。

夢を返してください。

これ以上奪うものはあるんですか?

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