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乙女色 〜心の詩〜 作者:音姫沙耶

第44回   ぷれぜんと。2
甘いちょこくれーぷが更に甘くなったくれーぷを食べ終わり、お化け屋敷へ!



(お化け屋敷苦手・・・よくこんなの入れるよな椎名。)

ヴァァ!!!


「っぎゃぁぁああああああ」

「沙耶・・・。コッチ系も苦手なのか?」

「う・・・ん。」

女王様キャラの人が・・・苦手って引く・・・よね??


「女らしいなー!」

笑ってくれるの?


・・・やっぱり、彼女なんだぁ・・・。

「ばっバカにしないでよ!!」

手をつなぎ歩こうね。

2人の道を。

後ろに進むんじゃない・・・。


前へ前へ2人で進む。

「ねぇ。椎名」
「ん?」
「どんなトコ好きになったの?」
「・・・///」
「ねぇ・・・?」

表情が曇っている。なんで?

「罰ゲームだったんだ。」


え。

罰ゲーム?


「もう・・・嫌い・・・」

涙を流しながら走って遊園地を後にした。


最低ね。

とぼとぼ歩いていると家の前に椎名がいた。

「裏側から行こう・・・」

裏側の戸から入った。

“逃げているなんかじゃない。離れている”

この無駄な言い訳を言い聞かせていた。

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