気づけば桜の木の葉は赤や黄に色づき、はらはらと散る時期。
この時期が一番嫌い。
朝暖かいから薄着していけば帰るときが絶頂に寒いから。
マフラーを持っていけば邪魔になる。
仕方なく、朝我慢するしかない・・・。
いつもどおり、教室の戸を開けると椎名が居る。
「おはよーvv」
「ほら!椎名!!彼女に返事してやれ!!」
「・・・おはよ」
渋々の返事だけど照れ隠しってわかってるんだ!!
だって・・・。
小5だけどカレカノだしね♪♪
「ちわーっ☆」
夏帆だーっ!!!
「ちわーっ☆」
いつもの挨拶決めポーズをして挨拶♪
生活委員だしね♪♪
「ねぇ!!聞いた!?夕紀様のキャラソン出来るんだって♪♪超楽しみだしぃ!!」
琴ちゃんの話はいつも夕紀様夕紀様だなあぁ。
恋人はいるんだけどね。
「ふうん・・・。別にいらないしなぁ。」
『えぇ!!??夕紀様を聞いてこの反応ぅ!?』
琴音&夏帆&梨奈の言葉。
「え・・・。だって、別に・・・。」
飽きたって訳じゃないけどー・・・。
「そっか!!!椎名がいるもんねぇ〜♪♪♪」
椎名いるじゃん!?
2人とも耳まで真っ赤。
でもね、
『嬉しい』
認めたってことだよね???
それってすごいよね。
だってさ、小学生で付き合ってたら
小学生って・・・
すぐ別れる
バカみたい
遊ばれてるんだよ
とか思う人って多いよ。
だから・・・皆大切なんだぁ・・・。
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