次の日瑞希と楽しく喋りながら学校へ向かった。
「おはよーっ!!」
琴ちゃんは早いなぁー。
「おはよーう♪♪」
椎名は・・・。
体育館か・・・。
なぁーんだ。
飴あげよーと思ったのに・・・。
ポケットにはコーラ味の飴が2つ。
唯一男子でいるのは椎名と仲がいい朱鷺。
「椎名なら体育館だけど。」
気づいてるっつーの!
「んー。ありがとー♪了解♪♪」
朱鷺は琴ちゃんが好きなんだけどなー。
完璧☆玉砕かな???
かなりもてるんだけど、朱鷺は。
東京生まれだし・・・。
ま。いっか!!早く体育館いこーっっ!!
「琴ちゃん☆体育館行かない?」
「おっけー☆沙耶、MY☆ダーリンいるもん・・・」
ごふっ。
「いいから!!変な口叩かない♪♪」
「ふぁーい。」
麻耶がいる。
「あ。沙耶ちゃんに琴音ちゃん!助けオニだよ」
「ハイタッチ!!沙耶つかまったぁ〜!!」
瑞希だぁ!
椎名を見てるのって何か彼女っぽいし!!!
つーか椎名カッコイイ・・・。
べた惚れってやつ?
「沙耶。逃げれー!」
手を引張った・・・!?
やばい・・・。超嬉しい・・・。
「・・・うん!!」
隣の花梨に相談したりと充実した毎日だった。
ある日の中休み。
いつもどおり椎名と話していると。
「椎名ー!筆箱見せてー☆」 花梨・・・!?
何で?
何で花梨がいるの!?
「・・・沙耶いくぞー」
「えっあ・・・うん」
・・・一瞬花梨の表情が曇った。
取るの?
取られるの?
“昔、椎名好きだったんだよね〜。”
不安な言葉が過ぎった。
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