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乙女色 〜心の詩〜 作者:音姫沙耶

第34回   学園。
戻ってきた。


「何これ・・・」

荒れた学園。


「沙耶会長・・・。助けて下さい」

あたしの責任だ。

「ケジメつけろ!!!!しゃきっとしろ!!!!」

第一声で変わった。


前の学園に戻っている。

・・・・大好き。

椎名も

学園も

家族も

友達も

此処も

自分も


守るべきもの。

そして歩む道。

全てがわかった。


愛すべき人

自立

愛されると言う事

思いやり

命の大切さ




この短期間で学んだ事はたくさんあったよね。

失いかけていたもの。

まだ、手首の傷は癒えないけれど・・・。

でも、椎名と言う最大の薬を見つけた。

寮に戻ると少し大人びた琴ちゃんと夏帆がいた。

「おかえりぃ♪」

相変わらずテンションが高い夏帆。

「おかえり!!お菓子食べよ☆」

気を使ってくれる琴ちゃん。

アリガトウ。

アリガトウ。

最高の仲間だね。



あの悪夢の転校が最高の友達を生み出したね。



“転校して良かった?”

って聞かれたら

“最高だよ!!!”

って答えるよ。

迷わずに。

もう、悲しい涙は出す必要がない。

だって、


愛する人

愛する仲間

愛する学園

愛する家族

全てに感謝を捧げる。


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