乙女色　〜心の詩〜

作者：音姫沙耶

第30回 　 運命？

東京生活では適当に一軒家にすごす事になった。 ビルが建ち、夜もうるさい。 沢山メールが来ている。 DEAR 沙耶 FROM　椎名 ﾀｲﾄﾙ　今 本文 今どこ。 会いたい 会える距離じゃない。 そう思いながら。 “遠いところ”と返信した。 もうさようなら。 さようなら・・・・・。 何ｺﾚ。 全部よみがえった。 初恋は地域参観日の日。 水掛をしていて恋に落ちた。 どきんって来たんだ。 それからどれだけあたし必死だったかなあ？？？？ 毎日トリートメントして、 女の子以上だったよね？ 好きな人の為にスカートはいたりさ 紙縛ったり・・・。 ー・・・ッ。 思い出さないと決めた。 なのにー・・・。 初デートのときは町民センターに行ったっけ。 初めて手をつないだ日でもあったよね。 あたし。超嬉しかった。 初キスも嬉しかったな。 思い出さない・・・。 ダメだなあたし。

Novel Editor by BS CGI Rental
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