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乙女色 〜心の詩〜 作者:音姫沙耶

第19回   涙。










エミル>「沙耶ちゃぁあああああん!!!!!!!!!!!」


あ・・・あたし?ホント?


エミル>「沙耶ちゃん!今の心境は・・・」


水晶のように透明で輝いた涙が私の頬を伝った。


沙耶>「勝った・・・って、じっ、かんが・・・。まだ、わ、かな、い・・・」


エミル>「千恵ちゃん・・・。残念でしたね・・・。今の心境・・・」


千恵>「この勝負を通して、改めて沙耶の強さを知った気がしま・・・し・・・・た」


涙を堪えて震えた声で答える千恵。

帰りは2人で帰った。

千恵>「ねぇ。沙耶」

沙耶>「なぁに?」

千恵>「あたしも生徒会に入りたいなぁ?だめ?」

沙耶>「ん!いいよ!!!」

千恵>「アリガト。沙耶。大大大好きだからッ・・・」


輝く瞳をしながら涙を流した。

このときの涙は何涙だろう?




寮に戻った。

琴音>「キャー!!沙耶勝ったねぇ!」


沙耶>「うん!アリガトーv」


夏帆>「もぅー。このクソ美人め!!」

どんな意味だよ・・・。


楽しいね。

ただね・・・。心残りがあった。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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