今日も学芸会の為の気球作り。
破れやすい紙の色付けはどうしても上手く出来ない。
何はともあれ私のはピンクと赤の水玉模様で完成。
未来>「瑞希アリガト♪夏帆もアリガト♪」
瑞希>「いいよーw暇だしィ☆+゜」
夏帆>「自習とか面倒だし!!」
転校して1年半でこんな素晴らしい友達が出来て嬉しかった。 椎名はまだ【片思い】なんだけどね・・・。
由真>「未来。」
由真はあの告白以来友達。
未来>「何ィ?」
由真は耳打ちで
【椎名の手伝え】と言った。
由真はそうゆう心使いが優しい人。
未来>「椎名。手伝おうか?」
椎名>「おー。緑の塗ってよ。」
そこは男子とはいえビリビリに破かれていた。
未来>「ぼろぼろwwww」
椎名>「青なんて破れまくりのジーパンみたいなんだぞwほら」
2人だけの会話はとてつもなく輝いていたのかな。
そこにぶりっ子の女王 沙紀が来た。
沙紀>「沙紀手伝おうかァ?」
そこでナイスタイミングに。
先生>「手伝いは1人まで。」
ラッキー!先生有難う。
沙紀は「じゃあねぇ」と言って違う手伝いのいない男子の元へ行った。
未来>「沙紀も大変だねえ。」
椎名>「そうだな。」
2人だけの会話。
そろそろ足が疲れてきた。
どうしよう・・・。
椎名>「俺のイスに座れば?」
未来>「え。でも椎名立つことになるよ?」
椎名>「いいよ。別に。」
初めて好きな人のイスに座った。
まだイスには椎名のぬくもりが残っていた。
気づけばもう3時43分。
未来>「やばっ金管どしよっ。」
夏帆>「だいじょーぶw翠ちゃんに言っとくから!ね!!」
未来>「え。あ。アリガト・・・」 夏帆はきっとあたしの気持ちに気づいていた。
急いで片付けを済ました。
椎名はうちが貸したはさみを使っていた。
未来>「そのはさみ!明日返してね!じゃあねぇ〜☆+゜」
笑顔で教室を去った。
音楽室に行くと夏帆がいた。
夏帆>「早く!今日体育館練習なの!」
あらかじめ私用のトロンボーンと譜面台。それから楽譜。
未来>「ありがと!夏帆だいすちーっ」
夏帆>「走れェ!」
体育館はバレー少年団と半分で使っていた。
椎名もバレーやってるんだよなあ。
なんて思いながら楽器を吹いていた。
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