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乙女色 〜乙女はいつだって恋日和〜 作者:音姫沙耶

第6回   なんで。
ホントは

【されたい方だからしないの!】って言いたかった。


男子>「さぁって言う事はいるんだな!誰だ」


未来>「さぁどうでしょーw」


ホントは皆に「椎名がすきなの!」ってばらしたかった。


もっともっとうちを見てほしいって言いたかった。



あ。椎名。

窓側の方通ったらイイかも!なーんてバカな予感がしてしまった。


椎名は青の油性のマッキーペンを取って
こちらの窓側の方に来た。



嬉しくて涙が出そう。



頭を軽く叩いた椎名はちょっとだけ大人っぽく見えた。


私は叩かれたところを手で触れて「へへ♪」

と上機嫌だった。


給食中は眺めてるダケで話さない。

この時間が一番心のドキドキが落ち着いた時みたい。


二回目の恋は一回目の恋のように転校すると言うコトバを聞いて

目が真っ赤になるまで泣くような恋にしたくない。


絶対しない!神様に誓ったようでした。




琴ちゃん・・・?

琴音>「アハハ!」

椎名>「アハハ!」


椎名、うちと話すよりスゴイ楽しそう。


琴ちゃんは何より椎名がうちのコト好きって知ってるのにー・・・。



この時に胸が締め付けられたの。ギュウって。


諦めるしかないのかな・・・。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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