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乙女色 〜乙女はいつだって恋日和〜 作者:音姫沙耶

第18回   裏の顔。
悪夢の席替え。


でも隣の席の花梨は何も秘密を知ったらばらさないし相談出来るNo.1だ。


花梨は転校したての頃、沙紀にいじめられていた。


将来の夢を聞かれ
【パティシェ】と答えた。

すると

【似合わないね!】と言われたらしい。



文化祭の時は花梨だけ置いていかれたり・・・

指で数え切れないほどの沙紀の“裏”があった。

花梨はそれを毎日毎日教えてくれた。

花梨は言う前に必ず

“言ってもいい?”と聞いてくれる。

心遣いも最高の人なんだと思う。



勿論、未来は“いいよ!”

と答える。


沙紀の裏

沙紀の本性・・・。

全てを明かしてくれた。

たとえ花梨が好きな理科の時間でも。


その度に前の席の美優と未来は

“何かあったら言ってね!!”

次第にそのことを聞く人は増えていった。



何より嬉しく感じたのがだんだん花梨の顔が晴れやかになっていった。




それは男子にも何故か伝わり


勿論椎名にも伝わった。


クラス中・・・そして学校中が沙紀を避け始めた。




沙紀が廊下を通れば6年生のスクールバンドセンパイさんたちが


香乃>「翠、あの人じゃない?夏帆が言ってたのって」

翠>「あ。ホントだ。悪い顔してる!」

亜己>「カワイソーだよね」

・・・。

沙紀は花梨を呼んだ。

沙紀>「梨ちゃあん。話あんだけどォ。」

沙紀には好きな人がいる。

好きな人の名は隼。

隼は沙紀が大嫌いらしい。

それに隼は花梨が好き・・・。






それと・・・あの“裏の沙紀”





未来>「いじめっ子さんと話して何がいいのかな?」

沙紀>「沙紀は何もしてないのに梨ちゃんが言うから悪い!」




沙紀は花梨を叩いた・・・。


未来>「これでも何もしてないって言うの?」


未来は決定的証拠をつかんだ。


“写真”

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Novel Editor by BS CGI Rental
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