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乙女色 〜乙女はいつだって恋日和〜 作者:音姫沙耶

第17回   新たな問題・・・?
椎名>「ごめん・・・。むきになった。」

許せない・・・。

未来>「大事な体なんだから傷つけないで・・・!お願い・・・。」


大好きな人の体・・・。傷つけないで欲しいの・・・。

椎名は笑ってくれたの・・・。愛しい愛しすぎるの・・・。

海斗>「ごめん。松川さん。」


未来>「うちこそごめんね(何に謝ってるんだろ?)」

30秒位経って【椎名に傷をつけたからだ】って納得したの。


何事もなかったかの用に授業が始まる。

学活。

面倒だ。

先生>「席替えするぞー。」

席替え・・・。

由真と海斗と沙紀と祷とはなりたくないな・・・。

勿論、目指すは椎名と隣だよね!


女子の方が1人多い。

だから

一組女子同士の席がある。

好きな人がいない女子の大半はその一組を狙ってるであろう。

10番か11番がその席!!

椎名と同じ席・・・

ずっと祈っていた。


一番最初に引いた。。。



一番さいしょに福・・・ッ!

・・・11番。


隣は友達の花梨。

・・・そうだ!

椎名の隣・・・







沙紀だ・・・。

悪夢・・・?

悪夢?

夢なら覚めて欲しい。

時間が戻るのなら戻って欲しい。

時計が左に回るのなら右じゃない。左に回ってほしい。


あの時みたいだ。

椎名に恋をした時。

スクールバンドでみんなの言葉が耳をすり抜けた時のよーに。

【お願い・・・。涙を見せることはしないで】

そう心から祈った。

給食準備中。椎名を廊下に呼んだ。

周りを確認し

未来>「椎名。沙紀には気をつけて・・・。お願いだから。」


椎名>「沙紀?わかった。」




どうか・・・


一度目の恋と同じようにはなりませんように。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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