休み時間も終わりほんの少し汗をかき、服の首元を持ってぱたぱたしながら教室へ行った
授業はもう最悪な算数。
だるい。
瑞希>「未来。当たってるよ」
ほら、当たってることすら気づかない。
よっこらしょ。と重い腰をあげて黒板に行き問題を解こうとした。
なんとなく授業が耳に入っていた。
がたんっ・・・。
意識がもうろうとした上、机に足を引っ掛けた。
椎名がすぐに駆けつけた。
未来>「えへ。熱みたいらね・・・」
椎名の腕に頭を乗せるもののすぐに落ちて床に響く。
熱はかなりあり早退となった。
家に帰って漫画を読んでいるとふと気が付いた。
椎名またプリント届けてくれるかな・・・。
淡い期待を寄せた。
ぴんぽーん。
未来>「はい。」
ほら、椎名が来てくれた。
椎名>「はい。プリント。風邪直せよ。」
熱のせいか、体が熱くなった。
熱のせい?
違う恋と椎名のせいだよ。
“じゃあね”と言葉を交わし椎名は帰った。
椎名は家逆方向・・・。だけど時々ね 【おばあちゃん家がこっち方面】と言って一緒に帰る。
けほけほとせきをしながらベットに入りまた眠りについた。
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