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温まり始めた思い 作者:あきえ

最終回   ホントに…?
「ぇ。」
ひとまず聞きなおしてみる。
「ごめん。もぉ一回行ってくんない??」
あたしは、驚きで朋弘の目をまっすぐ見てた。
「だから、好きだ!!」
ドキ。ぇ??誰が誰を好きなの??
あたし頭真っ白で訳わかんなくなった。
とりあえず思った事を口にしてみる。
「誰が誰を好きって??」
「俺が慧を好きなんだょ!!」
ぅそぉ!!
あたし、嬉しさと恥ずかしさで顔が真っ赤になっていく。
それは何度も好きを連発させてしまった朋弘も一緒だった。
「ぉぃ。何度も恥ずかしい事言わせるなょ。せかすようだけどさ、返事。聞かせて??」
あたしも好き。ただそれを言えばいいだけなのに。
声が出ない。嬉しくて、驚いて。
傷付けてごめんね。。。
そぉ思ったら涙溢れて…。
「ぉぃ!!泣くなょ。ごめん。俺の告白迷惑だったかなぁ」
そんなことない!!と必死で首を振った。
そしたら、
「じゃぁ、もっかい聞くけど。俺の事好き??」
あたしは首を縦に振って朋弘の目を見た。
「まじで??それってLikeじゃなくてLoveの好き??」
またあたし首を縦に振った。朋弘の目をまっすぐ見たままで…。
「その顔反則だろ。」
「ぇ。なに??」
やっと声が出たと思った瞬間、口がふさがれた。
それは、甘い甘いキスだった。
あたしは嬉しくてまた、涙溢れ出した。
「改めて、俺と付き合ってください!!」
「はぃ。」
こぅしてあたしたちの長いすれ違いは終わり、晴れて両思いとなって付き合い始めた。


その後…。
また、文化祭で朋弘とあたしで背中合わせてソロを吹いた。
あたしたちが付き合ってる事を知ってた男子は、チャチャをいれた。
だけどあたしは、恥ずかしくなんてなかったょ。

だって、あたしの自慢の彼氏だもん!!

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Novel Editor by BS CGI Rental
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