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温まり始めた思い 作者:あきえ

第5回   気持ちに気づいたとき…。・朋弘視点・
俺はあの本番で改めて慧の事好きなんだって自覚した。
だけどあの本番から慧とはなす時、必ず目をそらされる。
もしかして俺……。嫌われたかな。
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しばらくして、俺はイライラしてばかりいた。
それは…。慧が俺と話すとき、目をそらしてばかりいるし、前とは反応が明らかに違うから。
当たって砕けろ!!の俺は、どうにでもなれ。と直接慧に聞く事にした。
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〜本番から1ヶ月後〜
『ちょっと放課後話あるから、裏庭来て』
という手紙を渡した。
手紙にしたのは、また目をそらされてイライラするのを防ぐため。

そして放課後・・・。
俺は、10分前に行った。案の定来ているはずもなく待った。
2分位後に慧は来た。そして、
「ごめん。待たせて」
まぁ、俺が好きで待ってたんだから…。
「いや。ほとんど待ってないよ。」
これは本当。
「それで話って??」
ょし!!当たって砕けろだ。
「あのさ、慧が俺と話すとき目をそらすのって俺のこと嫌いだから??」
ふぅ。やっと聞けた。慧の答えは…。
「ぅぅん。違うのあたし…」
最後まで聞かないうちに俺は、
「俺さ、慧の事好きなんだけど!!」
ぁ。つい言ってしまった。
「ぇ。」
ほら慧、困ってるじゃん。
ばかだなぁ…。俺。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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