あの泣いてる慧を見た次の日、俺は慧に謝られた。 そんな小さなことを気にして気づかってくれる慧に俺は愛しさを覚えた。 そしてその日から慧の猛特訓が始まって当然俺も付き合った。 俺は慧といられる時間が何より嬉しかった。 + + + + そして本番の日の舞台裏…。 「あ〜俺めっちゃ緊張するんだけど。なぁ慧」 「大丈夫だょ朋弘。大丈夫」 緊張なんてホントはちょっとしかしてない。これは慧とはなす口実だったりする。 興奮してる慧をみてるとかわいぃなって思う。 「まぁ俺には慧がついてるし??」 「ぅんぅん。ソロはしっかり支えるからw」 ぅわぁ。俺なんて事言ってるんだろ…。 でも肯定したってことは脈あり?? なんて自惚れか(笑 「ょし、頑張ろう朋弘。」 「おぅ」 俺はこんな慧のかわいさにドキドキしながらステージの上った。
まずは慧のソロ。 ぅわ。背中合わせるのって緊張するなぁ。 慧はどう思ってるんだろ…。 慧のソロ、今までで一番良くて…。大成功!! 俺のソロは…。慧の事考えて吹いたら今までで一番大人びた演奏できた。 まぁまずまず成功かな。 二人で目を合わせて微笑みながらお客さんに礼する時、慧の目を見た瞬間ドキッとした。 まぁ、こんな感じに本番は成功した。
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