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温まり始めた思い 作者:あきえ

第1回   とまらない鼓動
そろそろ、コンサートある。
だから私たち吹奏楽部員は大忙し。
あたしもSoloを吹く事になってるから練習尽くし。
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コンサート3日前の合奏で、あたしはSoloのダメだしを先生からもらった。
あたし、その日は微熱があったけど先生には黙ってクラブしてた。いつもどうりの調子なんて出るはずなくて内心ヒヤヒヤしてたから思ってたとうり。
「そんなsolo使えないよ!!3年生がそんなんでどうするんね?確かに練習はしてると思うけど歌心がない!!あんたの得意な歌を歌って少し考えて見なさい。」
って言うダメだしだった。
あたしやっぱり悔しくてクラブ終わって校門出た時涙が出た。
幸いみんな車で帰ってたからあんまり見られてないけど、朋弘に見られてしまった…。
 
「ぇ!?何で泣きよん?うゎぁお願いだからなかんでょ」
「あ。ぅん、ゴメン。あたし…悔しくて。」
「あぁsolo。今日調子悪かったんじゃろ、練習と音違ったし。じゃけなかんで。俺もどうして良いかわからんくなるし。」
「ぅん。」

この会話のあと、あたしたちは自分の帰る方向へと歩き出した。
あたしは朋弘を困らせた事を後悔しながら帰った。 

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Novel Editor by BS CGI Rental
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