あなたの
声を聞くだけで
こんなにも愛しいと思うなんて
あなたの
一つ一つの仕草が
こんなにもあたしの心を動かすなんて
あなたが
そこにいるってこと
気配ですぐにわかってしまうなんて
触れられた部分が
やけどしたみたいになってる
あなたの温もりが
痛いくらいに残ってしまうんだ
皮膚さえも
あなたが必要と言ってる
でもあたしは
こうやってあなたを想う意外
何も出来ない
あなたがあまりにも愛しすぎて
そばにいるだけで
あたしの声
あたしの口
あたしの手
あたしの肩
あたしの膝
すべて震えてしまうから
普通にしようとすることで精一杯
笑顔さえも不自然になってしまって
家に帰ってから自己嫌悪で
何で自分はこうなんだろうって落ち込む
あたしどうかしてる
病気なんだ
あなたの病気
だってここんとこずっと
ずっとあなたのことばっか考えてるし
自覚してからさらに重くなって
苦しくなった
だってあなたは
あたしの気持ちに気付いてるくせに
知らんぷりしてる
だからもうあなたを忘れた
煙草はメンソール系がいいよと言われた
口の中がスースーして
飴を舐めたあとみたいな感じ
煙草の先から糸のようにどんどん煙が出てきた
煙が目に染みて少し涙が出た
ただそれだけのこと
だからあなたのせいじゃない
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