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田中聖の小説箱 作者:巫女

第2回   S H E S A I D...



「七海ぃーっ!ダイスキ!」
「突発的でなに答えればいーかわからないんだけど?」
「私もダイスキーっ!って答えるんだっつーの!それに、突発的ってどーゆー意味?」

私は大きな溜息をつく。仮にもあなた20歳でしょ?突発的もわからなくてどーすんの?
今、聖の仕事がオフになったので、私の家で2人でまったりしてまーす♪
久しぶりのオフだから、私はすっごく嬉しかったりwww?

「なぁ、俺のどこがダイスキ?」
「え?」

私の大きな溜息を無視して、勝手に会話を進める聖。
どこがって・・・。

「教えないよ?聖になんか」
「あ?教えてくれたっていーと思うんだけど」
「ひんとならいーよ?」
「なになに???」
「・・・聖の髪の毛の先から、足の爪までスキ」
「それって全部スキって事じゃん?」
「ま、今の聖には髪の毛ないけどね」
「あ?ちょっとはあるだろぉ!?」
「ちょっとね?」
「今の髪型と前の髪型どっちが最強?」
「・・・今。私的には今が1番」
「七海顔真っ赤だぞー???」
「当たり前じゃん!結構恥ずかしいんだからっ!」
「わかったっ」

そう言って聖は私の真っ正面から横の方に座る。
そこから私の顔を笑顔で見つめる。目を合わせると、やっぱり聖って格好いい。

「なっ、なに?」
「俺も、七海の全部がスキ、ダイスキ、宇宙位愛してるし」
「ありがとっ・・・」
「でもねー、今、俺の横にいる七海が1番ダイスキだしっ。今にもちゅー出来ちゃう距離だろ?」
「私もっ。今、私の横にいる聖が1番愛してるっ」

そして、私に噛みつくようなちゅーをした。
ちゅーしたと思ったら、聖は私をぶっ殺しそうな目で私を睨む。

「俺の横からいなくなったら、ぶっ殺すからな?」
「離れません。聖も、絶対私の横からいなくならないでよ?」
「いなくなる訳ねーだろっ。いなくなる時は、俺が死ぬ時だし?」
「ばかっ。聖は死なないよっ。聖は・・・不死身でしょっ・・・?」

聖がいなくなった悲しみを想像すると、自然に涙が零れてくる。

「やだっ・・・やだよぉっ・・・!絶対に、絶対に私の横から、離れないでよね、、、、、っ!」
「なに怖がってんだよっ。俺は、七海の横から離れねぇよ?だって、七海の横が1番楽しいからっ。離れるのなんか、俺からごめんだし」
「そぉ、、、だよねっ?その言葉っ、、、信じていーよねっ、?ねっ、、、?」
「ばーかっ。俺を何様だと思ってる?この最強田中聖様だぞ?」
「ぷははっwww」




私が笑っててぃっしゅを取りにその場を離れると、後ろから聖が抱きついてきて、

「俺の横から離れないって言ったのは誰だっけぇー?」
「ちょっ・・・それって反則ぅっ!」
「反則もなにも、泣いた奴がやるべき行いなのか!?」
「きゃぁぁっ!」

そのまま下に仰向けにされて、噛みつくようなちゅー、深いちゅー、甘いちゅー・・・。
多分、20分はちゅーしたよねっ・・・。やりすぎっ!まぁ、それがほんとに嬉しいんだけどねw?







「お前の横がダイスキ・・・」





























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Novel Editor by BS CGI Rental
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