私は高橋七海。今は、現役あの格好いい聖クンに片思い中・・・。。。 聖クンは、いっつも女子や男子に人気で、ほんっとうに格好いいの。 中休みとかになると、聖クンの周りはいっつも女子、女子、女子・・・。。。 仁クンとか、和也クンは「うぜぇんだよ!」とか言って追い払うんだけど、聖クンは優しいから、追い払わないで一緒にしゃべってるの。 聖クンって優しすぎるんだよねー・・・。だからいっつも人気なの。 もしかしたら、1番モテるのは仁クンから聖クンに変わりそう・・・。。。
「はぁ・・・聖クンは優しすぎるよ・・・だから大嫌い・・・」
今日は人の当たりが悪くて聖クン見えないや・・・。 あの人混みに入れたら・・・って、それは奇跡が起きない限り無理かなっ?
「ほらっ、座って眺めてないで入れば?」 「Σきゃっ!あ、和也クンかぁ・・・いきなり押さないでよっ」 「だって押さなきゃいかないじゃん」 「・・・押されてもいかないけどね」 「はぁ・・・いい事教えてあげよっか?」 「え??なに???」 「でもただでは無理かなぁ〜?」 「えぇ〜!?お願いっ!教えてっ?」 「1回だけ、田中と学校帰ったら教えてあげる」 「Σえぇぇ!?絶対無理だって!」 「俺田中と仲いいじゃん?だから、田中の周りの女子は全員追い払えるよ?」 「だけどぉ・・・聖クンが私と帰りたいかどーかが問題じゃん・・・」 「ばーか、田中は人に関係なく優しいって事、七海も知ってるだろ」 「・・・まぁ・・・知ってるけどぉ・・・」 「ならっ、俺達で今日帰れる様にするからっ」 「Σえぇっ!?今日!?待って!お願いだから明日にしてぇ?」 「なにか秘策でもあるの?」 「うっ、うん!くっきー渡したいなぁって・・・」 「まじかよ!?七海いきなり積極的!?」 「ちゃんすだし・・・」 「なら俺も手伝う!赤西も田口も呼ぶし!」 「だぁーめっ!私1人で作りたいの!仁クンに不味くされそーだし・・・」
くっきーは、私だけの愛を込めて作りたいーっ!・・・って言ってもくっきー作りは初めて・・・。。。
「俺ってそんなにやばいの?」 「Σえっ、あっ、仁クン・・・あのっ、さっきのは、そのぉ・・・」 「隠さなくてもいーし。ぜぇーんぶ聞いてましたぁ♪」 「あっ、聖クンに言わないでよぉっ!」 「どぉーしよっかなぁ〜?あっ、明日一緒に帰る時に田中に告ったらいーけど♪」 「ΣΣΣえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?無理無理無理無理無理無理!!」 「なら今日中に言ってくるし〜♪」
仁クンが聖クンの方に向かって行くのを見て、咄嗟に私は、「告るっ!」と言っちゃったっぽい・・・。 仁クンが意地悪くにやにやしてるしぃ・・・。。。 絶対無理だよーっっっっ!!今でも聖クンほんっとうに楽しそうに話してるしぃ・・・。
くぅぅぅ〜・・・昨日は全然眠れなかった! 仁クンと和也クンが変な事企画するしぃ・・・。 本当にくっきー作っちゃったしぃ・・・。 でっでもっ、このくっきー、不味くはないよっ???結構美味しかったし!うん! 私は泣きそうになりながら登校してた・・・。
「七海チャン!今日頑張ってね!」 「えっ!?あっ淳之介クン・・・!淳之介クンも知ってたんだぁ・・・」 「まぁ、仁達が俺に教えない事はないよ?」 「えぇっ!?そーなの!?」 「うん、その鞄に入ってるくっきーも、七海チャンの今日の学校帰りの予定もね♪」 「うわぁー・・・。。。でもっ、知ってるのは3人だけだよね???」 「うん、多分・・・」 「Σえっ多分ってなに!?」 「えっ?いや、なんでもないない♪」 「・・・・怪しー」 「なら仁に聞いてみなよ?」 「えー???」
なに?多分ってぇ・・・・。。。。。
〜♪〜♪〜
授業中、なんと聖クンからめーるが届いた。 Σはぇぇぇ!?なっ、なんで聖クンが知ってるの!? 恐る恐る聖クンの方を見ると、目が合って、ういんくされちゃった。 こんな些細な事で嬉しがっちゃう私ってほんとちっちゃい・・・。
『仁からめるあど教えてもらっちゃっいましたー♪ 七海だよな?俺、あんましゃべんねーから嫌われてんのかと思ったけど、 俺と一緒に帰りたいだなんてほんっと可愛いじゃん♪ 今日よろしく!俺、うるせーよ?毎日しゃべってなきゃおちつかねーもん!』
私は思わずくすっと笑ってしまった。・・・・って、 なんで仁クン教えたのぉぉぉぉぉー!?そのおかげでちょっと嬉しいけど・・・。 ・・・って私一緒に帰りたいとは言ってないし!仁クンのばかーっ!
『仁クンっていっつも予想外の事するよね。。。めーる来た時はびっくりしたもん。 私もだよ。聖クンっていっつも女子と話してるから私なんて眼中にないと思っちゃった。 でも、うるさい方が私にとっては楽しいな♪よろしくね♪私は可愛くなんかないよー!』
・・・これでいーかなー???。が多すぎの様な気もするけど、ま、いっか!送信! 聖クンからの返事がなく、もう5時間目。最終授業じゃん。。。 あーもーっ!!!最後が体育なんてほんっとついてない! しっかもさっかーだし。。。見学してよっと。
「あ・・・聖クンさっかー上手だなぁー・・・」
・・・なーんて聖クン見学になっちゃってるけど、聖クンをたくさん見れるしらっきー☆
「ΣΣΣあぁぁっっっ聖クン!!」
誰かさんが聖クンの足を蹴って聖クンが足を痛めちゃったぁぁ!!! ・・・って事はぁ、聖クンも見学でしょぉ? Σあぁぁっ!!!聖クンと一緒に見学出来るんだぁ♪♪♪よぅっし!
「いぃってぇー」 「だっ、だいじょーぶ?」 「だいじょーぶだしっ!俺は不死身の田中聖だから!」 「あははっwΣって冗談言ってる場合じゃないよ!」 「はぁーい。。。」 「でも聖クンってさっかーじょーずだよねー。。。」 「まぁなっ!すぽーつだきゃー得意だし?」 「あははっw授業中もほんっとに眠たそうな顔してるしw」 「・・・って事は俺の事ずっと見てくれてるって事www???」 「Σえっ!?いやぁ、そのぉ・・・」 「隠さなくてもいーし!七海かーわーいーwww」
そうやってずぅっといじられてると、もう帰りの時間になっちゃったあ。。。 どぉしよぉー。。。告んなきゃいけないんでしょぉー。。。???
「よぅっし!七海帰るぞぉー??」 「Σはぃぃっ!」 「くははっw七海可愛いしーwww」 「私は普通だよーっ!」
そうやって一緒に普通に歩いてた。 私はずぅっと笑いっぱなし。だって面白いんだもん!
「Σはうあ!?やっべぇ、あのじじぃの家だし!」 「え?どーゆー事?」 「この前ダチと野球してたらさ、俺ほーむらん打ってあのじじぃの窓にがっしゃーん・・・」 「聖クンある意味凄いーwww」 「関心してる場合じゃねぇーって!」 「はぁーいwww」 「Σあっ、ちげぇ、あのじじぃ引っ越したんだ・・・はぁ。。。」 「なぁーんだぁー・・・びっくりするしぃwww」 「七海ん家どっちー?送ってくし」 「Σえっ?いいよーそんな事してくれなくてもっ」 「いーのいーのっ!つーか送りてーし!」
あ・・・告んなきゃいけないんだよねぇー・・・。。。 そうだ!ここで告ろうっ!今告らなきゃ一生告れない気がするぅっ!
「ねっねぇ聖クン?」 「ん?」 「あのさっ、聖クン、えっと、くっきー作ったんだよね・・・」 「え!?まじかよ!」 「うん・・・これっ・・・」 「うーあっ、まじうまそー・・・」
そう言って、私のくっきーをこの場で食べてくれた。
「すっげぇーっ!!やべぇしっっっ!七海天才っっっ!!!」 「あっあとぉ・・・私っ、聖クンがスキっっっ!」 「・・・・・」 「ダイスキ。聖クンとあんまりしゃべれなくって、すっごく落ち込んでた。だけどっ、想いは伝えた方がいーかなーと思って・・・」 「・・・・・」 「結果はわかってるっ!聖クンは私みたいなのなんて眼中にないんだよね???もっともっと、可愛い彼女位いるよね???」 「ばーか・・・」 「え・・・?」
聖クンは私にちゅーしてくれた。甘くて、甘くて、とろけそうなちゅー。 涙が零れてきた。やばい・・・。ちゅーなんて初めてだからっ・・・。 聖クンは私の涙を見て、
「その涙が嬉し涙じゃねーとぶっ殺すから・・・」
そう言って、私のなみだをぺろっと舐めた。その感触が気持ち良くて・・・。 聖クンは私をぎゅっと抱き締めて、私はなす術もなかった。もう、聖クンに飲み込まれてた。
「俺だってダイスキだし・・・先に言うなよな・・・お前と帰るって事になって、まじ嬉しかったし・・・襲いたいけど、襲えなかったんだよ・・・」 「聖クンは優しすぎるの・・・ちょっと位、女子達を追い払ってもいーと思う・・・」 「わかった・・・ならこれからは追い払う事にすっから・・・」 「聖クンは優しすぎるから・・・だから大嫌い・・・そんな優しさを、妬んでました」 「なら・・・これからはその分ちゅーしてやるよ・・・」 「うん・・・なら許す・・・許します・・・」
私達はまた、深いちゅーに溺れたまんまでした。
「おーい、おーいそこのばかっぷるさん♪」 「あ?って仁!!!てめーいつからいた!?」 「ずぅーっと見てましたぁ♪」 「はぁ!?てめー借りは返せよ!?」 「返さないし♪それにもし俺に逆らったらこれ、亀とかに見せるから♪」
仁クンが見せたのは、写めで撮った私達のちゅー写真。。。
「ちょっ!!てめーなに撮ってんだよ!?」 「あれれ?逆らうのかなーん?」 「あーうぜぇっっっ!!!」 「よしっ、まず田口かなー?」 「おいっっっ!!!」
んー・・・甘くない・・・。。。全然甘くないよ・・・。。。 あれっすね、あれ。「あまぁぁぁぁぁーくないっ!」ですね。うん。 これでも感想くれたら泣いて喜びます☆ミ
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