■ トップページ  ■ 目次  ■ 一覧 

ココロのカケラ 作者:桜田霞

第1回   1

大好き

あなたを知っていくたびに大好きな数が増えてく。

もっともっと知りたい事ばっかり。

あなたの前だけで甘えさせて、

外では強がることしかできないから。

あなたがする仕草にドキドキしちゃうよ。

耳まで真っ赤になっちゃった。




幸せの瞬間(とき)

コンビニの棚に置いてある、プリンを取ろうとして、背が届かないでいたら、

あなたの手がプリンを奪ってしまう。

「お前小さいんだな」そんな会話がとっても好き。

あたしが手をこすっていると、あなたは上着をかぶせてくれた。

寒くないの?と、聞くと平気って答えて、足震えてるくせに…。

ぎゅっと抱きしめて、安心できるから、

あなたの心の中は居心地がいい。





愛に狂う

あたしはいつもあなたの背中しか見れない。

あの大きくて暖かい背中にいつか抱きつきたいなぁ。

あなたはいつも近くにいるけど、あなたのこと何も知らない。

そばにいるのに、遠く感じるのって寂しいよね…。

お願いだから、ずっと好きでいさせてね。嫌わないで、

ずっと好きでいたいから、迷惑はかけないよ。

ただただあなたを思いたい。

あなたのことが好きで好きでたまらない。

だから、あなたがいじめられている所を見ると、腹が立つ。

あたしだけが、あなたをいじめたい…。

独占したいから。

あんなに酷い事されても、あなた事大好き。

だって慣れっこだもん。

こんなに苦しいなら、あなたを好きにならなければ良かった…。

大好きなあなたのこと、嫌いになれたら、どんなに楽になるんだろ。

今更好きだなんて言っても遅いから。

もうあなたには呆れた。

次の回 → ■ 目次

Novel Editor by BS CGI Rental
Novel Collections