まったく・・・何時間・いや・・・何日歩いたのだろうか・・・ 鋼以外、全員失望していた。 早く・・・できるだけ早く・・・脱出したかった。 僕「ねっねぇねぇは・ね・いつ・・つく・」 僕は、声自体、ちゃんと出ない。 それだけ過酷なのだろうかこの世界は。 まったく迷惑な世界につれられたものだ。 鋼「あ、休憩するか?」 ヴォルト「ぇっ?休憩できるのか?」 鋼「ぁっそうそう後100メートルぐらい歩いたら。サービスエリア見えてくるからさ。」 僕「ぇっ?」 まったく、サービスエリアなんてあるのか。まったく意味不な世界だ。 にしても、この状態で100メートルなんて、きつい。 何とか、協力し合い、サービスエリアに着くことができた。 ・・・当然だが、鋼は何も協力を貰っていない。 しかし、想像していたものと違って、かなり世界観が違った。 トイレや食事コーナーがあるのは当然だけど、遊園地やゲームセンターなんかサービスエリアにあるのか? とても疑問に思ったが、別にあまり気にしなかった。 ゲームセンターを見て、ヴォルトは直行して行き、かなりノリに乗っていた。 僕「おぃおぃヴォルト・・・進まなくて良いのか?」 ヴォルト「だいじょぶだいじょぶ♪」 そう言っていきなりジャックポットを当てるので、かなり調子に乗っている。 僕は何回か呼んでみたが、ヴォルトは時間を忘れ、遊んでいた。 僕「せっかく、この世界に来たんだからな。遊んでいくか」 そう言って行こうと思ったのだが、よく考えれば、ものすごく大変なことに気が付いた。
あれ? そう、金(かね)が無いのだ。 金が無かったらゲームセンターで遊ぶなんて話にならない。 ガックリしていると、鋼が話し掛けてきた。 鋼「御前金無いのか?」 僕「ぁぁないんだょ・・・」 鋼「ならしょうがない・・・1000コロンあげるょ」 僕「コロン??なんじゃそりゃ?w」 鋼「御前知らないのか?この世界の通貨だよ」 (せめて通貨ぐらい同じものにしろや!) これを言うと、怪しまれるので言わないことにした。 ヴォルト「ぁぁ〜かなり儲けたぜ。鋼、もう要らないから御前に全部やるよ」 僕がやろうと思った瞬間にヴォルトがやめたらどうするんだ。 鋼「んじゃリニアに乗るか?」 ヴォルト「リニア?」 鋼「そそ、一気に小腸を抜けることができるんだよ」 (最初から、それを乗せさせろや!) 鋼は重大なことを後のほうに言ってくるからかなり迷惑だ。 そして持っていた1000コロンのうち、800コロンを使って、リニアに乗った。 リニアは高速スピードで、出口へと向かっていった。
輝く希望を乗せて・・・・
<次は大腸だぉww><続>
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