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karada旅行 作者:鳥の唐揚げ

第12回   小説2
まったく・・・何時間・いや・・・何日歩いたのだろうか・・・
鋼以外、全員失望していた。
早く・・・できるだけ早く・・・脱出したかった。
僕「ねっねぇねぇは・ね・いつ・・つく・」
僕は、声自体、ちゃんと出ない。
それだけ過酷なのだろうかこの世界は。
まったく迷惑な世界につれられたものだ。
鋼「あ、休憩するか?」
ヴォルト「ぇっ?休憩できるのか?」
鋼「ぁっそうそう後100メートルぐらい歩いたら。サービスエリア見えてくるからさ。」
僕「ぇっ?」
まったく、サービスエリアなんてあるのか。まったく意味不な世界だ。
にしても、この状態で100メートルなんて、きつい。
何とか、協力し合い、サービスエリアに着くことができた。
・・・当然だが、鋼は何も協力を貰っていない。
しかし、想像していたものと違って、かなり世界観が違った。
トイレや食事コーナーがあるのは当然だけど、遊園地やゲームセンターなんかサービスエリアにあるのか?
とても疑問に思ったが、別にあまり気にしなかった。
ゲームセンターを見て、ヴォルトは直行して行き、かなりノリに乗っていた。
僕「おぃおぃヴォルト・・・進まなくて良いのか?」
ヴォルト「だいじょぶだいじょぶ♪」
そう言っていきなりジャックポットを当てるので、かなり調子に乗っている。
僕は何回か呼んでみたが、ヴォルトは時間を忘れ、遊んでいた。
僕「せっかく、この世界に来たんだからな。遊んでいくか」
そう言って行こうと思ったのだが、よく考えれば、ものすごく大変なことに気が付いた。


あれ?
そう、金(かね)が無いのだ。
金が無かったらゲームセンターで遊ぶなんて話にならない。
ガックリしていると、鋼が話し掛けてきた。
鋼「御前金無いのか?」
僕「ぁぁないんだょ・・・」
鋼「ならしょうがない・・・1000コロンあげるょ」
僕「コロン??なんじゃそりゃ?w」
鋼「御前知らないのか?この世界の通貨だよ」
(せめて通貨ぐらい同じものにしろや!)
これを言うと、怪しまれるので言わないことにした。
ヴォルト「ぁぁ〜かなり儲けたぜ。鋼、もう要らないから御前に全部やるよ」
僕がやろうと思った瞬間にヴォルトがやめたらどうするんだ。
鋼「んじゃリニアに乗るか?」
ヴォルト「リニア?」
鋼「そそ、一気に小腸を抜けることができるんだよ」
(最初から、それを乗せさせろや!)
鋼は重大なことを後のほうに言ってくるからかなり迷惑だ。
そして持っていた1000コロンのうち、800コロンを使って、リニアに乗った。
リニアは高速スピードで、出口へと向かっていった。








輝く希望を乗せて・・・・




                        <次は大腸だぉww><続>

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Novel Editor by BS CGI Rental
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