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ダブルビジョンA 作者:ジュリ

第4回   4
【晴side】



「おはよ、晴。」

「おぅ、おはよ。」

「今日もナナミちゃん可愛かったな。」

「ナナオだ、ナナ“オ”!」

「ええやん。ナナミでも充分イケるで。」



コイツは同じクラスの宮坂嵐史(アラシ)。



なんか七緒の事を気に入ってるらしい・・・。





「お前は?今日は遅いんじゃねぇ?」

「部活辞めてん。せやから今日からこの時間帯。」

「えっ、サッカー辞めちゃったの?」

「まぁ、な。」

「そっか・・・・・。」

「・・・なぁ晴。」

「ん?」

「相談なんやけど・・・。」

「ん?なんかお前が相談とかっていうと嫌な予感するんだけど?」

「今日な、ちょっとナナミちゃん借りてええかな?」

「ナナオ!・・・借りるって?」

「七緒くんに大事な話があんねん。今日の帰り、七緒くんと2人で帰らせて。」

「・・・・・別に俺に許可とる必要ねぇし。」

「まぁな。でもほれ、お前七緒くんの保護者みたいなもんやんか。一応許可取っといた方がええと思うて。」


保護者・・・・・か。



やっぱり俺ってそういう位置なんだろうか。



「じゃ、借りるからな。ちゃんと送っていくから心配せんでええで。」

「・・・わかった。」





七緒に大事な話ってなんなんだ。



嫌な予感がする・・・。



凄く嫌な予感が・・・。





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Novel Editor by BS CGI Rental
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