*****七緒サイド*********
「春日くん。」 「三嶋先輩・・・。こんにちは。」 「落ち込んでるね。どうした?」 「なんでもないです。」 「悩みなら聞くよ?」 「なんでもないです。」
生徒会の中でも色々と僕に声を掛けてくれる三嶋先輩。
今日は正直・・・・・ウザイ。
「今度の文化祭ね、フィーリングカップル5対5をやろうかと思ってさ。」 「いいんじゃないですかぁ。」 「いやいや、突っ込んでよ。ウチ男子校じゃない。」 「いいんじゃないですかぁ。」 「・・・重症だね。晴くんに迎えに来てもらうおうか?」 「・・・・・来ませんよ。あいつ・・・。」 「ああ、晴くんとケンカしてるから元気ないんだ?」 「ちがいますよ。そんなんじゃないです。」 「七緒くんほど素直なコも珍しいよねぇ。」 「だから違いますってば!」
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「あ。」
『To:七緒 件名:(無題) 本文:今日生徒会だっけ?遅くなるなら先帰るけど?』
晴からのメールだった。 先帰るって・・・待ってたってこと? 彼女と帰りたいつったの晴じゃん?
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