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Who is she 作者:InVillage

第11回   5日目
―――5日目―――

「悠介さーん!朝ですよー」

僕を起こした彼女はいつものように元気だ。

「おはようございます。今日はサヤカさんに話があります」

「何ですか?」

「矢野崎公園に行きましょう。そこで話します」

「はい。じゃあ門の所で待ってますね」






―――矢野崎公園

僕達が最初に訪れた場所だ。

なぜだか、僕はここで話さなければいけない気がした。

ここに来るまで彼女は楽しそうに何かを話していたが、僕はほとんど聞いていなかったし、喋らなかった。しかし、ベンチに座ると僕は心を決めて話し始めた。

「サヤカさん、今日は話があります」

「なんですか?そんな改まって」

「親父にサヤカさんの事を聞きましたよ。今日はサヤカさんに本当の事を話してもらいたいんです」

彼女の機嫌が急に悪くなったのが感じられた。

「悠介さん、世の中には知らない方が良い事もあるんですよ」

僕も知りたくなかった。

「残念ですけど、僕は真実を聞いてしまいました。だから、これはハッキリさせないといけません」

「そうですか…残念です。わかりました。聞きましょう」

「サヤカさん、親父に雇われたって嘘ですね?」

「はい。嘘です」

「なんで、こんな嘘をついたんですか?」

「悠介さんが好きだからです」

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Novel Editor by BS CGI Rental
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