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詩集 作者:fumi

第6回   色無き花
カーテンから漏れてくる光が僕の目に

ふりそそぐ…

目を覚ますと思い出すのは

君といた日々…

さっきまで君がいたであろうその場所は

少し温かい

起き上がり…

顔を洗ってもう一度ベットを

触るともう、君のいた場所は冷たくなっている

君がいて当たり前の日常が

車からみた景色のように過ぎていく…

当たり前すぎて…

そばにいるのが…

季節が冬から春に変わり

日差しも温かくなってくる

でも、僕の隣はなぜか…

さびしい

気がする…

僕にとっての春は逃げ出したまま…

春の逃げ出した僕の心は冬のまま…

今の僕は色なき花

ああ…

誰か僕に色をくれないか

「ぬくもり」をくれないか

この当たり前のない世界から

救い出してくれないか




















































































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