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神竜大戦記 作者:fumi

最終回   〜最終章〜 この世の輪廻
リュウト「フウシュウ、地神山についたのはいいが奴らのアジトはどこにある?」

フウシュウ「ちょっとまってくださいね…確かこのへんに…

      あ!!あった…これをこうしてっと」

  「ドン!!」

すさまじい音とともに地面が崩れ階段が現れた

ケイ「なんでこんなものが!?」

フウシュウ「これは、はるか昔の人々が作ったといわれる物です。

      奴らはこの奥です!!急ぎましょう」

俺たちは奥へすすんだ。

そして、地神山の最深部にたどり着いた。

リュウト「妙だな…静かすぎる。」

フウシュウ「そうですね…」

???「やっときたか…」

リュウト「だれだ!!」

ファルス「ふふふふ…わが名はザイ!!」

フウシュウ「どういうことだ!!その顔はファルスのはずだ!!」

ザイ「簡単なことだよ…私がこやつの体をのとった!!」

ケイ「なんですって!!」

リュウト「人間にそんなことが出来るはずがない!!」

ザイ「それはそうだ…人間ならな…」

フウシュウ「まさか!!

      お前は精霊か!?」

ザイ「ふふふ…さすが百虎の継承者…そのとおり、我は光の精霊だ!!」

リュウト「なぜだ!?精霊であるおまえが世界を支配しようとする? 

精霊とは古来から人の助けてきたものとされているはずだ!!」

ザイ「だまれ!!かってなことをぬかすな!!人の助けてきたものとされているものだと?

   確かに昔はそうだったかもしれない…お前たちは身勝手すぎる。我ら精霊のめぐみによって

   生きているのにもかかわらずそのことに感謝せず…自分のおもうままにしてきた」

フウシュウ「それは…」

ケイ「たしかにそうかもしれないけど…ちゃんと感謝している人だっているは!!それに、人には

    精霊を見ることはできないし…」

ザイ「わかっている…我も最初はそうおもっていた!!だがな、百年前の出来事で我は悟ったのだ

   人間など生かしておく価値もないとな…」

ケイ「そんな…」

ザイ「覚悟しろ!!」

そういうとザイは念じ始めた。

ザイ「お前たちにこいつをかえしてやるよ!!」

ザイはそう言うとファルスの体からでた

ザイ「お前たちがもたもたしている間に我はてにいれた!!宇(ア)宙(ル)の(テ)支(ィ)配(メ)者(ス)」

フウシュウ「おそかったか…」

ファルス「う・・う…」

リュウト「大丈夫か!?」

ファルス「ああ…それより、ザイを倒す方法ならある…」

リュウト「星(コ)雲(ス)の(モ)救(ノ)済(ス)者か…」

ファルス「ああ…俺の力うけとれ!!」

ケイ「私のも…」

フウシュウ「ぼくのも…」

三人の体が光りだすとリュウトに向かってながれだした。

リュウト「う…うお〜!!!!!!」

ザイ「なんだ!!」

ケイ「これであいつをたおせるのね」

ファルス「ああ」

フウシュウ「…」

ケイ「どうしたの?フウシュウ」

まばゆい閃光の先から体の白い白龍が現れた。その目は赤く光っていた

リュウト「グルルル〜」

その瞬間、白龍が襲い掛かってくる

ケイたちは間一髪でよける

ケイ「どういうこと!?」

フウシュウ「実は…確かに神竜の力を得ると星(コ)雲(ス)の(モ)救(ノ)済(ス)者を操ることができます…

      しかし、それは神竜の力を制御できた場合の話です…」

ファルス「なんだって!!」

フウシュウ「今のリュウトさんは神竜の力と戦っています」

ケイ「もし、リュウトが神竜の力を制御できなかったらどうなるの?」

フウシュウ「…」

ザイ「その小僧にかわっておしえてやろう!力に飲み込まれるのだよ!!!」

フウシュウ「そうなるとリュウトさんは消滅…」

ケイ「なんですって!!そんな…」

ザイ「心配するな!!我がお前らも同じところに連れて行ってやる!!」

そう言ってザイが宇(ア)宙(ル)の(テ)支(ィ)配(メ)者(ス)をフリおろす。

宇(ア)宙(ル)の(テ)支(ィ)配(メ)者(ス)をフリおろされた場所から衝撃波がとぶ

ケイ「アイアンウォール!!」

ケイの声がむなしく響く

ケイ「キャー」

ケイ「なんで!?」

フウシュウ「それは、僕たちが力をリュウトさんに渡したからです…」

ファルス「くそ!!」

ザイ「ふふふ…覚悟しろ、超重力弾(グラビィティショット)!!」

宇(ア)宙(ル)の(テ)支(ィ)配(メ)者(ス)をふりおろしその衝撃で空間が裂ける

フウシュウ「あれに飲み込まれたら最後…つぶされてしまいます」

ファルス「どうする?とてもよけれるものじゃないぞ!!」

ケイ「どうすれば…」

リュウト「フォワイショット!!」

ザイ「なに!?」

ケイ「リュウト!!」

リュウト「ザイ!!覚悟しろ!!」

ザイ「ばかな…神竜の力を操れるはずが…」

リュウト「俺も一瞬だめかとおもった…その時、声が聞こえたんだ…ケイの

     お母さんの声が!!」

ケイ「え!?」

ザイ「なるほど…あの女か」

リュウト「俺はあの時タダ広く何もない空間に放り出された

      最初はただ戸惑っていた。そのうちどうでもいい気分になってきた…

      そして、全てを投げ出そうとしたときに目の前に女が現れた。

???「リュウト君…気を確かにもちなさい」

リュウト「あなたは?」

ケイの母「ケイの母親です」

リュウト「じゃあ、あなたが…なぜここに?」

ケイの母「あなたがいるのは神竜の中です…」

リュウト「どういうことです!?」

ケイの母「神竜…全ての力の源…私は火竜の継承者は継承者でも旧名で日本の下にいる

     竜なのです…龍脈の乱れの制御のタメに一体化したのです…」

リュウト「じゃ、あなたはもう…」

ケイの母「もう人間に戻ることはできません…」

リュウト「そんな…」

ケイの母「リュウト君キミだけが頼りです!!どうか、神竜の意思に打ち勝ってください!」

リュウト「わかりました…俺は、俺は…ウリャ〜!!!!!!!!!!!」

ケイ「そんなことが…」

ザイ「クソ!!なんとしてでもお前らを倒してやる!!沈黙の雷(サイレントサンダー)!!」

黒い雷がリュウトたちに襲い掛かる

リュウト「抹消壁(マショウヘキ)!!」

リュウトがそういい星(コ)雲(ス)の(モ)救(ノ)済(ス)者をフルすると白い空間ができザイの技をけしさる

ザイ「くそ!…」

リュウト「おまえに勝ち目はない!!」

ザイ「しかたない…これだけは使いたくなかったんだがな…

    超重力空間(ブラックホール)!!!!!」

ファルス「あれは?…」

フウシュウ「超重力空間(ブラックホール)その名のとおり、この空間にいるものを重力で

押しつぶしてしまうのです…」

ケイ「どうすればいいの?それにこの空間にいるものだったら奴も…」

フウシュウ「はい…そのとおりです」

ファルス「なぜ、ここまでする!?」

ザイ「我が死ぬとこの世から光が消える…そしたら世界は混沌の世界におちる」

リュウト「ザイ…俺とともに死のう…」

フウシュウ「まってください!!リュウトさん!その技だけは使ってはなりません!!」

リュウト「全ての始まり(ホワイトホール)!!!」

リュウトを中心に白い光がひろがっていく

ケイ「フウシュウ!!リュウトはどうなるの!?」

フウシュウ「死にます…あれは、自分の命と引き換えに使う技です」

ケイ「そんな…」

リュウト「すまないな…みんな」

ザイ「ばかかお前は!!我が死ぬと世界が混沌に落ちるんだぞ!!」

リュウト「問題ない!!神竜の正体はこの世界の真理!!お前の光の精霊としての力を他のものに

     写す!!」

ザイ「なんだと!!」

リュウト「一緒に消えよう!!俺たちのような力を持つ者はこの世界に必要ない…

     ケイ!!」

ケイ「なに…リュウト?」

リュウト「いままでアリガト…短い間だったけどたのしかったぜ!!フウシュウ、ファルス…お前らもアリガト」

フウシュウ「リュウトさん…」

ファルス「リュウト…」

リュウト「ケイには光の精霊の力を写す!!フウシュウお前にはザイが殺した風の精霊の力を

     ファルスには火の精霊の力を写す。じゃあな、みんな…」

ケイ&ファルス&フウシュウ「リュウト!!」

閃光とともにザイとリュウトは消えた

三人はきずくと地上に戻っていた

ファルス「結局俺たちはなにもできなかったんだな…」

ケイ「ええ…」

フウシュウ「…」

リュウト「ケイ!フウシュウ!ファルス」

ケイ「え!?」

ファルス「リュウトどこにいるんだ!?」

リュウト「俺はここにいる…死ぬことで世界になった…真理に…俺は上から世界をみまもってるよ…」

フウシュウ「わかりました…僕たちも精霊としてこの世を見守っていきます」

そう言うとフウシュウが風に消えた

ケイ「どういう事!?」

ファルス「俺たちはあの場所から脱出したんじゃない…死んだんだ…そして、リュウトの力で精霊に

     転生した…そうだろ?リュウト」

リュウト「ああ…すまない…俺の力ではこれが限界だった…」

ファルス「気にするな…じゃあ、俺もそろそろいくか!!」

そう言うとファルスは灰となってきえた

ケイ「リュウト…もう私たちみんな会えないの…?」

リュウト「大丈夫だ…俺は世界…みんなはその中にいるいつでもあえる」

リュウトはやさしくほほえむ

ケイ「うん!!じゃあ、私もいくね」

そう言ってケイも光の粒となって消えた

フウシュウは風となり大地に恵の風を吹かす…

ファルスは火となり人々の生活をささえる…

ケイは光となり世界を照らす…

リュウトはこの世界のすべてを創る

この世に生きる者はサイクルになっている…

動物は草や木の実を食べる

人はその動物を火を使いたべる

そして、人はいずれ死ぬ…その屍は植物をそだてる

自然とはそのサイクル…

リュウト達によってそのサイクルは守られる…

永遠に…

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Novel Editor by BS CGI Rental
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