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神竜大戦記 作者:fumi

第5回   〜第四章〜 賭け
ケイと船に乗りこんで二日目。距離的には二神島まで、そこまで遠くないのだが、怪物たちのせいで、思うように進めないのだ。

そろそろ、二神島に着くというところで

  「ドカーン!!」

ケイ「キャーー!!」

リュウト「な!なんだ!!!」

大きな爆発音とともに船体が傾いた。リュウトたちは急いで音がした方にむかった。

そこには、サメの体で皮膚が刃物のような物で覆われていて体が銀色の「シーク」と呼ばれるモンスターが三匹とイルカの体に鋭い角が一本ついている「ドナル」と呼ばれるモンスターが一匹、船体に体当たりしていた。リュウトがつくと同時に、四匹のモンスターは船体を破り進入してきた。

   「ピカー!!」

ドナルを中心にモンスターたちが光だし、手足がはえてきた。

リュウト「気おつけろ!!ドナルはイルカの進化したもので知能がもともとたかかったせいか、近くにいるもの、及び自分を変身させることが出来る。

リュウト「ケイ!!お前は、玄武の力であの穴をふさいでくれ!!こいつらは俺がかたずける!!」

ケイ「わかったは!」

シーク「シャー!!」

モンスターたちがリュウトたちの方に襲いかかって来る。

リュウト「これでもくらえ!!水爆針!!!」

リュウトの剣が小さな針のような物になり敵に向かって飛んでいく。

それにあたった一匹のシークは、氷ついた。

リュウト「今のうちに・・・」

ケイ「わかったわ!!アイアンウォール!!」

ケイが術を唱えると、穴のあいた部分が鉄に覆われ見事あながふさがった。

リュウト「よくやった!あとはこいつらだ!!!」

リュウトは悩んだ相手の皮膚は硬すぎてフリードキラーではびくともしない、しかし、フリードキラーが弱いわけではない。

実際は、フリードキラーは無敵の剣だが使用者のレベルにあわせて強さを変える。ようするにリュウトはまだ、未熟なのである。

そこでリュウトは袋から魔心石のかけらを取り出し額の青龍の魔心石に重ねた。すると魔心石は重なりリュウトの体を光がつつんだ。

そう、真源法継承者は魔心石を重ねることでパワーアップできる。しかし、それは、かなりの精神力を使う。

熟知した者なら、なんともないがまだ、未熟のリュウトにとってはかけだった。

リュウト「よし、成功だ。いくぞ!青龍変化!!!」

リュウトが叫ぶとリュウトの体が青龍の姿になった。しかし、まだ、未熟なせいか大きさは儀式のときほど大きくなかった。

リュウト「初めてにしては、上出来か。」

そういうとリュウトは口から強力な氷のいきを吐くとモンスターたちは跡形もなくきえさった。

リュウト「ふぅ・・・」

敵が死ぬとリュウトはもとの姿にもどった。もとの姿にもどったリュウトはドナルのいた場所にあった。魔心石を拾うと袋にいれた。

リュウト「「これで、7個目か・・」

ケイ「リョウト!大変。かなりの水が船内に入っているわ!!」

リュウト「まかせろ!!」

そう言うと、手をかざし、船内にはいった水を青龍の力で操り、海にもどした。その後、船員と船長が来て。

船長「いやー助かりました。お礼といっちゃなんですが、これをどうぞ。」

リュウトが受け取ったのは魔心石のかけらだった。

リュウト「いいんですか?こんなものもらって?」

船長「いいんですよ。どうせ、魔物どもが落としていったものです。それに、真源法の継承者のあなたがもっていたほうがいいでしょう!」

リュウト「ありがとうございます!!」

リュウトが深くお辞儀をすると船長はニコっと笑うと船長室のもどっていった。

それから、二時間後、ニ神島につき、船をおりた。

ケイ「ここからどうやって虎光村にいくの?」

ケイのといにリュウトは。

リュウト「まず、至心村にいく。そのために、青百の洞窟を通る。」

ケイ「ええ!あそこを通るの?あそこは、気持ち悪いモンスターばっかだからいやなのよ・・・」

リュウト「嫌ならついてこなくてもいいが?」

ケイ「わかったわよ!!」

リュウト「行こうか・・・」

リュウトが歩きだすとケイは不満そうなかおであとをついていく。その、洞窟でなにがあるともしらずに・・・

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Novel Editor by BS CGI Rental
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