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神竜大戦記 作者:fumi

第4回   〜第三章〜 動きはじめる歯車
早朝、リュウトは川で顔を洗うとテントをかたずけて、ラストゲルクへの道をすすんだ。三時間ほどすると、町に着いた。ラストゲルクは港町として栄えていて、市場などが頻繁にひらかれていて、旅に必要なものを買い揃えるには絶好の場所だ。そこでリュウトは干し肉と、水、ドライフルーツなどを買い揃へ、路地を歩いていると・・・いきなり少女がつっこんできてリョウトとぶつかった。

???「キャ!!いててて・・・すいませんいそいでいたもので・・・」

少女はリュウトに謝ると走り去っていった。その後から男たちが・・・

男A「こら〜まて〜小娘!!」

男B「俺らの、魔心石をとりやがって!!」

いかにも強そうながたいをした男が二人追いかけていく。

リュウトは魔心石と聞き事情を聴くため男たちをとめた。

男B「何するんだ小僧!!」

リュウト「ちょっと聴きたいことがあるんだが・・・」

男A「今、忙しいんだあとにしな!」

男たちが走り去ろうとした所をリュウトが水の檻に閉じ込めた。

男B「まさか、お前は、魔心石をからだに・・・」

男たちは徐々に水かさが増していく檻の中でもがきくるしみながらいった。

男B「あの、小娘に魔心石を盗られたんだ。それでおいかけてただけだ・・・」

リュウト「ほんとだな?」

男A「あ〜ほんとだよ!!こんな状況で嘘を言うわけないだろ・・・たのむだしてくれ!!!!」

リュウトは二人にかけている術を解くと少女の向かった方に走っていった。

裏道を抜けたところで少女をみつけた。

???「あら?あなたは、さっきはごめんなさい・・・」

リュウト「ぶつかったこと?そのことはいい!!話によると魔心石を盗みそれで追いかけられていたと言う話みたいだが?」

少女が答える。

???「あれはもともと私が見つけたものを私が寝ているすきに盗まれたのよ!!」

リュウト「それはホントか?」

???「そうよ」

リュウト「そうか、勘違いして悪かった・・・俺の名前はリュウト!真源法を極めよんとするものだ。君の名前は?」

ケイ「私はケイ!私も真源法の継承者よ。力は玄武。」

リュウトは驚いたようすで聞き返した。玄武は青龍よりは劣るが真源法の中では上位クラスである。その継承者が女であることにリュウトは驚いたようすで聞き返した。

リュウト「君も継承者なのか!!俺の力は青龍。」

ケイは、え!とした顔でこっちをみた。

ケイ「あなたがリュウト?私はあなたをさがしていたの!!」

リュウト「どういうことだ!?」

ケイは深刻な顔で答える。

ケイ「私は玄武の力で龍脈の流れを読むことができるの・・・ここ数ヶ月は異常が無かったのだけれど、一ヶ月前から様子がおかしいの・・・龍脈の場所にたどり着くには龍の力を持ったものしかむりなの!だから風のうわさで青龍の力を持った若者が残りの聖獣を探すはずだと踏んでここで待ち伏せしてたの・・・」

リュウト「そこまで知っているのか・・・確かに俺は玄武、百虎、朱雀を探していた。そう神龍の力を覚醒させるために・・・」

ケイ「だったらお願い!!龍脈を正して!!ちゃんとあなたが欲しがっている魔心石と玄武の力はあげるから」

リュウトは必死なケイの姿をみて不思議に思い聞いた。

リュウト「そんなことまで・・・なぜそこまで必死になるんだ?」

ケイ「実は、私の母は火龍の継承者で龍脈を正しにいったんだけど・・・もう一ヶ月も連絡がないの、だから・・・」

リュウト「だから、俺を探していたのか?」

ケイ「はい・・・お願いです!!あなたしかいないんです!!青龍の力をもったあなたしか・・・!!」

リュウト「わかった・・・引き受けよう」

ケイは喜びのあまりリュウトに抱きついた。

ケイ「ホントですか?!!ありがとうございます。」

リュウト「そのかわり、魔心石と玄武の力はもらうぞ?」

ケイ「はいわかりました。ついでといっちゃなんですが・・・一緒につれていってもらえませんか?」

リュウト「危険だぞ?それでもかまわないならいいが・・・」

ケイは笑顔でこたえた。

ケイ「大丈夫です!!これでも真源法の継承者ですから」

なんだかんだで二人は船に乗り込み二神島にむかった

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Novel Editor by BS CGI Rental
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