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神竜大戦記 作者:fumi

第2回   〜第一章〜 覚醒
ここは…神甲島の最北端の玄心村、わかりやすく言うとはるか昔に北海道と呼ばれていた場所である。

この村では、村の中央にあの隕石の一部、この時代では「魔心石」と呼ばれている。こ
の村では、魔心石を武器に変えることが出来る一族が住んでいる。その能力は持つ者によってかわる。ある者は山を切り裂き、ある者は空気をも操ったと言う。しかし、これは魔心石の能力を持つ者しか操ることができなかった。他のものが持つと精神崩壊し、廃人になってしまう。それに、魔心石の能力は誰でも手に入れられるわけではなかった。魔心石に選ばれた者だけが許された。魔心石によって目覚める能力それは「真源法」と呼ばれていた。その能力の中でトップを誇るのが龍の力をさずかり、なおかつ、全ての能力を扱え更に龍の力を得た者だけが使える「コスモ」の力があった。しかし、この力は龍の力を得た者のなかでも、ごくまれにしか使いこなせない。この話はその力を持った少年の話である・・・

玄心村の一角

シンゲン「おい!はやくしろ!!!」

リュウト「まって〜とおさん〜」

二人は広場に向かっていく。広場ではたくさんの人がリュウトがくるのを待ちわびていた。

これは、覚醒の儀式。リュウトの一族は代々魔心石の力を授かるのである。儀式は簡単な者で

頭に魔心石を埋め込むのである。そして、その時に変身する姿で能力を見極め、その能力にあ

った武器が授けられるのである。そして、儀式の終わったものは能力を使いこなすため修行に

でるのである。

シンゲン「早く、長老の所へ行って来い!!」

リュウト「は〜い」

リョウトはめんどくさそなようすで父、シンゲンと広場に向かっていった。

シンゲンとリュウトがつくと、

長老「では、始めよう」

リュウト「・・・はい」

長老が袋から魔心石を取り出すと、特殊な力でリュウトの頭に埋め込んだ。その瞬間!!リュウト

の体が光りだした・・・そして光の中からでてきたリュウトの姿は、青く美しいすがたをした龍だ

った。

長老「おぉ!!こ!ここれは、青龍じゃ。」

青龍とは魔心石の能力のなかで上位に当たる者で非常にめずらしいのである。

長老「では、リュウトに武器を授ける。マルクよ」

マルク「はい!リョウト、お前には、これを授けよう」

リュウトが受け取ったそれは、基本形は剣だが自分の意思で形をある程度変えることのできる武器、

「フリードキラー」である。

そして、無事に儀式が終わると、リュウトは旅立った。これから、過酷な試練があるとは知らずに

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Novel Editor by BS CGI Rental
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